コラム 【もやもや】杉田水脈議員「子供を作らない人は生産性がない」発言が無視できずに震える理由は、怒りか悲しみか~その1~

「安静にしていなければ命すら落としかねない」という酷暑のさなか、杉田水脈議員の時代錯誤な非常識発言に、ネットが大炎上しています。杉田議員は雑誌『新調45』の8月号に、『「LGBT」支援の度が過ぎる』という文章を寄稿。その中で、

「LGBT(性的少数者)のカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」

と書いています。杉田議員は、多くの批判に自身のTwitterを使って反論していましたが、過大な脅迫を受けたそうで、「警察と相談の上、一連のLGBTに関連する投稿は全て削除いたしました」と、現在それらの反論投稿を見ることはできません。閲覧できたときに筆者が見た限りでは、「私は間違ったことは言っていないんで」という感じでした。

杉田議員はもともと、「日本には女性差別はない」とか「レイプされるのはレイプされる女性が悪い」とか、保育所増設や夫婦別姓に対して「日本の家族を崩壊させる考えだ」とか、同世代の同性である筆者ですら「え?それって国の代表の人が言うこと?」となる問題発言をする人です。

こんな人にいちいち腹を立てていると体力が奪われて、損をするのはこっちだけ。ということで、捨て置けられればいいのですが、この炎上騒ぎを知ってしまった周囲の女性たちは、すでに「子供を産む産まないを”生産性”で語られると、絶望的な気分になる」「子供のいない私も、この”生産性なし”という言葉に首をギリギリと締めあげられる思いがする」と、酷暑以上のダメージを受けています。

国の代表となる方々の中で、特に年齢が高い男性には、差別的なことをしれっと口にする人も多いです。しかし、アラフィフ(も、世の中ではすでに老年の域という考えもありましょうが……)で女性でこういうことを言う人って、どうなんだろうなと思ってしまうのです。

いや、いろんな意見があるのはいいし、いろんな人もいるのが社会ですけれども、もっとこう議員さんならば、女性の代表として、女性の立場の向上とか社会進出になる発言をしてくれないと困る……。そんな筆者の気持ち自体も、利己的で差別的な考えなのかなと、もやもやしてしまうところではありますが。

結婚したい気持ちを萎えさせる、根強く残る産めよ増やせよ思想

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