コラム 【もやもや】11月22日いい夫婦の日に婚活女子と考える「私ホントは結婚に向いてないんじゃないか」説~その2~

「こんなに結婚したいのに結婚できないんだから、向いてないに決まってますよね。本当に、何が悪いんだか、ぜんっぜんわからないです。

私、運動神経がわりとよくて、中でもテニスはかなり得意なんですけど、ゴルフはからっきしなんです。ジャンルとしては同じ“球技”なのに。似たものとして捉えてましたけど、使う筋肉や思考法が違うんでしょうね。スポーツの場合、一生懸命やっても全然うまくならないっていうのは、もう、向いてないってことになるじゃないですか。結婚も同じなんだと思います」(不動産会社勤務・36歳)

「最近、鍋とかタコ焼きとか餃子とか、ホムパが多いんですけど、私、人の家にお邪魔するのが、本当に苦手で。言葉通り“お邪魔”って感じで、ぜんぜんリラックスできないんです。人を呼ぶのは平気なんですよ。自分が主導権を握れるから。でも、私の家なのに、やたらリラックスして図々しく振舞われると、カチンとくるんですよね。

人の家じゃリラックスできないし、自分の家で人にリラックスされるのはイヤ……この性格で結婚向きじゃないですよね。旦那さんが家賃払っている家だったら、たぶん私が落ち着かないし、自分が払うんだったら、私に気を遣ってほしいし。でも、それじゃ、旦那さんも落ち着かないだろうし……。正直、結婚できている人って、鈍感な人が多いと思います。あるいは、結婚したら鈍くなるのか……。わかんないですけど。

この前まで婚活していて、でもぜんぜん結婚できなくて自己嫌悪だったんですけど、“そういや私、人と住むの無理だし、結婚しなくてもいっか”って思うようになったら、ラクになりました」(PR会社勤務・29歳)

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結婚できないのは、高望みしているからなわけではなく、性格に難があるからなのもなく、ただ、結婚というものと相性が悪いだけ。そう考えれば腑に落ちるということもあるのではないでしょうか。なんだか世の中は、結婚できないだけで、ワケアリ扱いされる風潮があります。そのせいで、自己肯定感が希薄になりがち。

でも、質の高い睡眠にこだわっている人は、結婚したら、湿度も温度も寝具の硬さや素材も自由にはなりませんし、そうとうきついですよ。“ていねいな暮らし”は確実に邪魔されます。口出しもされます。なんたって“家族”ですから。母のように、父のように、小言が出るのはデフォルトです。それを聞き流せるかというのも、重要な結婚スキルでしょう。

取材をしている中で、「結婚は自分がこれまでいいと思っていたものを犠牲にすることだと思っている」と言った人がいました。そして、「その犠牲を払ってまで一緒になりたいと思える人に出会えない」と。筆者も、結婚前、結婚講義で「結婚は犠牲愛の上に成り立つもの」ということをさんざ理解させられました。どのレベルを犠牲だと感じるのか、というのも重要です。「結婚している人は鈍い人が多い」とPR会社勤務 29歳さんが言っていましたが、繊細な人、神経質な人、こだわりが強い人ほど、人と暮らすのは大変です。その意味では、結婚向きではないのかもしれません。

結婚するのも大変だけど、その先にある「結婚生活」もストイックな人ほど意外と大変。

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