コラム 令和初の『紅白歌合戦』は吉と出るか凶と出るか 〜その2〜

これから始まる令和時代の『紅白』の進化とゆくえ

いろいろな企画も楽しいものですが、メインの白組と紅組の歌合戦にももちろん期待したいところ。今回の『紅白』出演者の出場回数に注目してみると、最多が五木ひろしの49回目、続いて石川さゆりの42回目、郷ひろみの32回目、坂本冬美31回目、天童よしみ24回目、松田聖子23回目、氷川きよし20回目と続きます。

永遠のアイドル・松田聖子を除き、演歌歌手の方は出場経験が多いですね。なかでも、デビュー以来20年連続で『紅白』に出場している氷川きよしは、めまぐるしい変化を遂げています。まるでビジュアル系のアーティストのように見せたときもあれば、いまは非常にやわらかい雰囲気でお肌もツルツル、中性的なルックスで、妖美になっています。

令和の時代は、人と同じことをするよりも“自分らしく生きる”ことが受け入れられる時代。『紅白』では基本的に紅組は女性歌手、白組は男性歌手が出場するようになっていますが、いつの日か男女別のチーム編成は変わってくることがあるかもしれませんね。もしくは「チーム月」「チーム太陽」などの名称変更をするのか。これから続く令和時代の『紅白』の進化も気になるところです。

さらに着目したいのは、ゲスト審査員の顔ぶれ。プロボクサーの井上尚弥選手、東京2020聖火リレー公式アンバサダーでもあるサンドウィッチマン、2020年大河ドラマ『麒麟がくる』主演の長谷川博己、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏ほか、さまざまなジャンルから選ばれた11組が登場します。

そのなかでも、上沼恵美子がゲスト審査員を務める点に期待度大。上沼恵美子は、某お笑いコンテストの審査員としても有名ですが、“誰にも忖度しない”堂々たる審査に定評があります。1994年からは、2年連続で紅組の司会を務めたこともあり、実は大ヒット曲の持ち歌もある凄腕。『紅白』でどのような審査をするのか、注目しましょう。

『紅白』は、キラキラするアイドルや勢いのあるアーティスト、ベテランの演歌歌手の方など、さまざまな人たちが集結する特別な場所。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、それぞれの“お楽しみポイント”を見つけて、ゆく年をのんびり送り、くる年を笑顔で迎えたいですね。

※『第70回NHK紅白歌合戦』https://www.nhk.or.jp/kouhaku/index.html

1 2

プロフィール

かわむらあみり

ライター/エディター/コラムニスト。 
大阪生まれ。出版社勤務後、ライター・エディターとして独立。編集者として担当してきた音楽やテレビなどのエンタメ、そして独身時代に婚活で約1000人の男性と会った末、13歳年下の夫と結婚して一児の母になった経験から恋愛や婚活、育児といった女性のライフスタイルに役立つ情報までを手がける。マガジンハウス「Hanakoママ」「anan web」でもコラム連載中。amirikawamura.com