コラム やっぱり右京さん!私たちが『相棒』にドはまりしてしまう理由〜その2〜

バディがいるから冴える“杉下右京”の強烈キャラ

演技派俳優陣がそれぞれの持ち味を活かして、右京と交差する部分も見どころですが、さらに忘れちゃいけないのは、右京とバディを組む刑事。

1代目は「土曜ワイド劇場」時代から、「season7」までの長きにわたり右京の相棒となった亀山薫を演じた、寺脇康文さん。頭脳派の右京と違い、熱血漢で体から動く亀山。右京とは正反対のタイプだからこそ、ひとつの事件を多角的に解決できるというメリットがあったように思う組み合わせで、ドラマを盛り上げていました。

2代目は「season7」最終話から「season10」まで、相棒となった神戸尊役の及川光博さん。冷静に状況を分析するエリートという面では、右京と似ているものの、スパイという一面もあって難役だったかも。警視庁に異動後、警察庁長官官房付・警視として、現在も右京に力を貸す神戸役をまっとうし続け、切れ長の目で画面に麗しさを醸し出しているミッチーです。

3代目は「season11」から「season13」まで相棒となった、甲斐享役の成宮寛貴さん。右京のスカウトを受け特命係に配属されたのに、後に犯罪者に制裁を下す「ダークナイト事件」を起こし懲戒免職になった後味の悪いエンディングでした……。成宮さんは若者の心の揺れの象徴だったのか、影を抱える甲斐をやりきりました。その後、芸能界からも卒業したのは記憶に新しいですね。

4代目は「season14」から現在放送中の「season18」でもバディを組む、警視庁特命係・巡査の冠城亘役の反町隆史さん。もとは法務省のキャリア官僚の後、かねてから希望していた特命係へ異動した冠城。甘いマスクで捜査する姿は、女性ファン獲得に貢献しているかも?昔はアイドル俳優的な要素もあった反町さんですが、演技派揃いの『相棒』においてまったく浮かず、見事に実力派俳優へと遂げている事実を確認できるのではないでしょうか。

ドラマを支える優秀なスタッフがいて、役柄を徹底して演じられるキャストが揃う『相棒』。いまや国民的ドラマになった一番の理由は、杉下右京という強烈でいて、確固たるキャラクターの魅力が満載なこと。この軸が揺るがない限り、これからもわたしたちは『相棒』にドはまりしてしまうに違いありません。

【番組HP】
『相棒season18』 https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

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プロフィール

かわむらあみり

ライター/エディター/コラムニスト。 
大阪生まれ。出版社勤務後、ライター・エディターとして独立。編集者として担当してきた音楽やテレビなどのエンタメ、そして独身時代に婚活で約1000人の男性と会った末、13歳年下の夫と結婚して一児の母になった経験から恋愛や婚活、育児といった女性のライフスタイルに役立つ情報までを手がける。マガジンハウス「Hanakoママ」「anan web」でもコラム連載中。amirikawamura.com

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