コラム 永遠のMr.月9!織田裕二主演『SUITS/スーツ2』の熱い吸引力

こんにちは、テレビウォッチャーで、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。Suits WOMANでテレビをテーマにした連載コラムを書いています。

今回は、月9ドラマ『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系 毎週月曜 午後9:00)をご紹介します。

時代のトレンドを作ってきた“月9”を背負い続ける、織田裕二の吸引力

織田裕二さんのキリッとしたスーツ姿がカッコいい! (c)フジテレビ

フジテレビ系連続ドラマ『SUITS/スーツ2』は、2018年10月期に放送された『SUITS/スーツ』の続編となるリーガルドラマ。前作に続いて、織田裕二さん演じる負け知らずの敏腕弁護士の主人公・甲斐正午と、中島裕翔さん演じる経歴詐称をしている天才青年でニセ弁護士の鈴木大輔がバディを組み、さまざまな訴訟に向き合って問題を解決していく姿を描いています。

原作は、ニューヨークの大手弁護士事務所を舞台に描かれたドラマ『SUITS』のシーズン2で、全米で大ヒットしました。海外ドラマ好きならチェックしている率の高い原作ですが、たとえそうではないとしても、メインキャストとして出演していた女優のメーガン・マークルのことは、日本の堅実女子のみなさんもご存知のはず。そうです、イギリス王室のヘンリー王子と結婚し、現在は王室から離脱して生まれ故郷のロサンゼルスで暮らす、あのメーガン妃の出世作が同ドラマなんです。

そんな世界的にも注目されてきたドラマ『SUITS』は韓国でもリメイクされていますが、日本では天下の“月9”枠での放送。さらには“月9”の135作品目となる今作は、これまでの最長話数となる全13話を超える史上・歴代最長の話数での放送が決まっていて、 通常の話数より大きく拡大されなんと7月まで放送予定なのだとか。

『SUITS/スーツ2』の舞台は東京の丸の内ですが、重厚なストーリーと、海外原作ならではのスタイリッシュさが、ドラマ全体を彩っています。また、主演の織田さんとタッグを組んでいる中島さんとの軽妙な掛け合いも、ドラマの見どころ。 “月9”といえば、視聴者の興味を引くストーリー、期待のニューカマーを起用して成長させるパワーや人気俳優の起用といった数々の手法で、時代ごとのトレンドを牽引してきた側面もありますよね。

新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で、今シーズンのドラマは放送開始時期を遅らせているものもあるなか、この『SUITS/スーツ2』は予定通りの日程にスタートし、初回の平均世帯視聴率も好調。ただ、4月27日に放送予定の第3話以降は、放送延期に。外出自粛期間のいま、普段よりも視聴者がテレビを観る機会が増えているので続きが待ち遠しいものです。

このドラマのスタート前に、出演者が集まりPRをする同局の特番『FNS 春の祭典2020』に『SUITS/スーツ2』チームも出演していたのですが、主演の織田さんはバラエティーでも全力でゲームに挑み、全力で考え、全力で仲間を励ます姿が「さすが、座長!!」と思わせる堂々たる佇まいでした。

たとえドラマで役を演じていないときでも、ただそこにいるだけで、素のリアクションもすべて圧倒的な吸引力を発揮するところまでもが織田裕二クオリティー。そんな織田さんだからこそ、「“月9”?任せとけ!」的な安心感を生み出し、そこに豪華キャストが集まるのでしょう。

今回、『SUITS/スーツ2』がシリーズ化となりましたが、織田さんの地上波における連続ドラマのシリーズ化は、意外にも役者になってからの33年のキャリアで初めて。公式コメントでも「“またやって!”と言われるのはうれしいことです」と語っています。33年も第一線で活躍し続ける織田さんは、そもそも “月9”にとても縁の深い役者さん。

1991年に放送された月9ドラマ『東京ラブストーリー』の永尾完治役で大ブレイクし、彼を「カンチ」と呼ぶ同僚の赤名リカ役は、『SUITS/スーツ』で27年ぶりの共演となった、鈴木保奈美さんということも話題となりました(ちなみに『東京ラブストーリー』は、(2020年版)となる最新バージョンが伊藤健太郎さんの主演で、今年4月29日からFODで約29年ぶりに再ドラマ化)。

織田さんをはじめ鈴木さんら、今回の『SUITS/スーツ2』には、時代とともにトレンドを作ってきた“月9”に、かつてのトレンディ仲間が大集結しているのも見逃せません。

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