コラム ソン・ジュンギの演技が光るNetflixの韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』はスタイリッシュで鮮やかな痛快作

「2PM」のテギョンやクムガプラザの住人たちも見どころ

劇中のとある任務遂行中のヴィンチェンツォ。こんな笑顔も見せます! Netflixオリジナルシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中。

日本のNetflix総合TOP10上位に、連日ランクインし続けている話題作『ヴィンチェンツォ』。韓国系イタリア人の弁護士、ヴィンチェンツォ・カサノが、韓国のソウルにある雑居ビル「クムガプラザ」の地下に眠るという金塊を求め、韓国へ戻るところから状況が大きく展開していきます。

シリアスなストーリーのなかに、たっぷりとユーモアのエッセンスを混ぜているこの『ヴィンチェンツォ』の主役を務めるのは、人気俳優のソン・ジュンギさん。

ヴィンチェンツォ・カサノを演じている現在35歳のソン・ジュンギさんは、2008年にデビューし、ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』(2010年)、『太陽の末裔』(2016年)などのヒットにより、韓国での人気を獲得しました。

ドラマでは、ソン・ジュンギさんのほかチャン・ドンゴンさんなども出演した歴史的な韓国ドラマ『アスダル年代記』(2019年)の出演も記憶に新しいところ(いずれもNetflixで視聴可能)。早く『アスダル年代記』の続き、第2シーズンが観たいなぁ。

こうしてラブコメからシリアスなドラマまで出演し、さまざまなタイプのキャラクターを演じ切る、ソン・ジュンギさん。

『ヴィンチェンツォ』を初めて観たときは、イタリアのマフィアのコンシリエーレって、もっとムキムキに鍛えたパワーボディのイメージがあったのですが、ソン・ジュンギさんは線が細くてちょっと女性的な美形顔でもあるし、イタリアのマフィアのなかで勝ち抜いてきた血みどろな感じが全然しないなー、なんて思ったりも。

でも、ストーリーを追うにつれ、そのスタイリッシュで鮮やかな殺し方や残酷さに、「ソン・ジュンギさんだからこそ、にじませることができるヴィンチェンツォ」なんだということを強く感じました。あのクールさが、よりカッコよさを倍増させているに違いありません。

巨悪なバベルグループ側の弁護士チャン・ジュヌ(オク・テギョン)。 Netflixオリジナルシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中。

そんなヴィンチェンツォと対立する、巨悪なバベルグループの面々も見どころ。バベルグループの若き会長のチャン・ハンソ(クァク・ドンヨン)が、次第にヴィンチェンツォを慕っていくさまが微笑ましいものの、ラストに向けてあんな結末が待っているなんて(!)そして、バベルグループの悪事を揉み消してきたウサン法律事務所の人たちの厚顔さときたら……。

なかでも、ウサン法律事務所のインターン弁護士のチャン・ジュヌ役を演じるのは、日本でも人気のある韓国のアイドルグループ「2PM」のメンバーで俳優の、オク・テギョンさん。

いつもニコニコしているようなちょっとおマヌケキャラかと思ったら、実はとんでもないキャラクター。ぶっ飛んだ狂気がほとばしっていて、アイドルスマイルが想像できなくなること必至の怪演!

ほかにも、ソン・ジュンギさんと同じ事務所で『愛の不時着』や『アスダル年代記』にも出演していた、今回クムガプラザの住人として出演しているヤン・ギョンウォンさんや、ヴィンチェンツォが世話になる人権派弁護士役のユ・ジェミョンさんは、『梨泰院クラス』では悪役だったりと、韓国ドラマを観ていたら「あ、あの人ここにも出ている!」という発見もあって楽しいものです。

そんないろいろな楽しみ方もできる『ヴィンチェンツォ』、この機会に一度観てみませんか?

おろしたナチュラルな髪とパジャマ姿もかわいいソン・ジュンギ。 Netflixオリジナルシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中。

Netflix『ヴィンチェンツォ』
https://www.netflix.com/title/81365087

かわむらあみりのテレビウォッチング
https://suits-woman.jp/column/tv/

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プロフィール

かわむらあみり

ライター/エディター/コラムニスト。 
大阪生まれ。出版社勤務後、ライター・エディターとして独立。編集者として担当してきた音楽やテレビなどのエンタメ、そして独身時代に婚活で約1000人の男性と会った末、13歳年下の夫と結婚して一児の母になった経験から恋愛や婚活、育児といった女性のライフスタイルに役立つ情報までを手がける。マガジンハウス「Hanakoママ」「anan web」でもコラム連載中。amirikawamura.com