尽くして恋愛が終わってしまうケースは多々あります。あなただけではありませんよ。今後の恋愛のために考えていただきたいのは、もしかしたら、あなたは「尽くすのが好き」ではなく、「自己犠牲を払な自分が好き」なのではないか、ということです。
私が皆様からのご相談を受けていて感じるのは、恋愛が思うようにいかない方は「尽くしている自分が好き」という人が多いようです。確かに、人に優しくすると、満たされた気分になります。
例えるなら、野良猫にご飯をあげることと似ているようにも感じます。おなかを空かせている野良猫にご飯をあげると、猫がなついて「かわいい」と思えますし、猫にとっていいことをしているようにも思います。しかし、その行為により、猫が体調を崩すこともあります。
また、他の人が餌をあげていることもあります。つまり、猫にとって必ずしも”その人”が必要だとは限らないのです。加えて言うなら、人間の自分本位の優しさは、その猫の体調や生活の質を低下させてしまうことにもつながるのです。
男性と猫は異なりますが、似ている部分があります。彼の食事の支度をしたり、家事を代行するなど、女性側の「自分本位な優しさ」の中で生活していると、男性は快適さを感じると同時に、無意識のうちに、自分の能力の退化と「自分はこの人にとって世話される存在でいいのか?」と感じるようになります。
それが“もやもや”した感情となり、女性に対して違和感を覚えます。それを“重い”という言葉にして、別れを切り出すケースが多々あります。
しかし、この「尽くしグセ」というのは、なかなか断ち切るのが難しいものです。というのも、女性は“自己犠牲的に相手に尽くさないと愛されない”とか“男性を立てて、何でもやってあげると幸せになれる”という思い込みを持ってしまっている方が多いので、その恐怖感から男性に尽くしてしまう傾向があるからです。
そんな性分を断ち切るための方法は、紙に書いて燃やすことです。短冊状の紙に、あなたの名前と生年月日を書いて、「尽くす癖をやめたい」と書いて燃やすのです。燃えがらはトイレに流してしまいましょう。
すると、気持ちがさっぱりして、次の恋愛はいい状態になるはずです。
尽くしグセの他にも、タバコやお酒、何かの依存症など「自分がやめたいこと」は、紙に書いて燃やして流してみましょう。次からはきっといい恋愛ができますよ!

あゆみさんは料理をはじめ、家事をテキパキとこなし、少々時代遅れな価値観の「理想のお嫁さん」である自分を演出していたという。