仕事&マネー 5月のストレス&疲れ対策!オフィスでできる「マインドフルネス」

「ストレスでお腹の調子が…」なときの対策

おなかに手を当ててみて。

ストレスは働く女性たちと切っても切れない関係。特に、ストレスを感じるとお腹が痛くなったり、腸の調子が気になるときに不安感が増したりしたときにおすすめのマインドフルネスを長谷川さんに教えていただきました。

「お腹や胸の辺りに手当をしながら、そっと目を閉じて呼吸を感じてください。そのとき、考えは手放して、できるだけ、身体の感覚、お腹がふくらんでいる感覚やお腹がへこんでいる感覚に意識を向けます。手当で、お腹の調子やこころの調子を調整してあげましょう」(長谷川さん)

ストレスフルな働く女性におすすめのマインドフルネス2選

そして、働く女性がウィークデーにも実践できる、マインドフルネスの方法を長谷川さんに教えていただきました。

1.ランチ中のマインドフルネス

五感を意識して、ゆっくりと味わって食べて!

「ランチ中もマインドフルネスはできます。飲食時は『ながら』も早食いもやめて、その行為にフォーカスしましょう。そして視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚といった五感を、徹底的にじっくり感じながら食べます。マインドフルネス瞑想の一つである“マインドフルネス・イーティング”の原理と同じく、メンタルを安定させる効果も期待できます。ゆっくり食べることで食べすぎも予防できることから、『自分が本当に求めているものだけを摂る』ことができます」(長谷川さん)

実際にやってみた

普段、ライターである筆者は、いつもスマホを見ながら、もしくは本をめくりながらランチをとっています。そこで、今日だけは「ながら食べ」はやめて、食べることに集中してみました。すると、同じものでもこんなに味が違うのかと驚きました。口の中に入れたときに舌で触った感触や、そこから広がる味、噛んだときのやわらかな感覚など……あらゆるところに「美味しい」がありました。相当、味や食感を感じていなかったとわかりました。

2.仕事の合間に!デスクや化粧室で「プチ瞑想」

簡単に取り入れられるプチ瞑想。

「プチ瞑想もおすすめです。マインドフルネスの基本である瞑想を短時間で、座りながらでも行なえます。瞑想といっても、目を開けたまま、もしくは半目でも良いです。ただ、目から入ってくる情報量は非常に多く、無意識に自分へのフォーカスが阻害されることもあり得ますので、状況に応じて目を閉じて行ないましょう。このとき、呼吸に意識を向けます。鼻からゆっくり息を吸い、鼻からゆっくり息を吐くのを3分間ほど繰り返します。呼吸が浅い場合も、自分の呼吸が浅いことも意識して、不安や緊張など現在の状況を認めることがポイントです。無理に心や呼吸を落ち着かせるといったように、コントロールする必要はありません」(長谷川さん)

実際にやってみた

化粧室の個室に入ったときに、数分だけ「プチ瞑想」をやってみました。それまでは仕事のことで頭がいっぱいでしたが、その数分だけは、仕事のことが頭からすっかりなくなりました。その後、すっきりして新たな気持ちで仕事に向かうことができ、ちょっとしたプチリフレッシュになりました。

マインドフルネスが習慣化すると、生活はどう変わる?

マインドフルネスで、生活の質が上がっていきます。

マインドフルネスが習慣化すると、どのように変化していくものなのでしょうか?

「まず、自分自身の状態に、より『気づく』ようになっていきます。すると、自分のスペース(間合い)を知ることができるようになります。スペースとは、自分自身を客観的に眺め、受け入れる余裕のようなものです。そうしたスペースがあれば、自分自身に必要な行動や対処法を見つけることができるようになるため、よりよいセルフケア方法が身につきます。つまり、体調を崩しにくくなり調子が良くなるということ。そうなれば、生活の質の向上へとつながります。例えば、自分自身に疲れがあることに気づいて、飲み会の誘いがあっても断り、ゆっくりと家で過ごすようになるなどです」

いかがでしたでしょうか? ストレスケアの方法にはたくさんの方法がありますが、マインドフルネスを取り入れてみるのも一つの方法かもしれません。ストレスはためこまず、受け入れて、毎日を健やかに過ごしたいものです。

【取材協力】

長谷川 洋介(はせがわ ようすけ)さん
東京マインドフルネスセンター/センター長・ディレクター
マインドフルネス、ヨガ、鍼灸に詳しく、バラエティ溢れるマインドフルネス手法を紹介。数々のマインドフルネスの世界的権威に師事。日本マインドフルネス学会会員。全日本鍼灸学会会員。人体科学会学術会員。株式会社Tulsi Tree 代表取締役。

取材・文:一ノ瀬聡子

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