転職がそうめずらしくなくなった今日この頃。年内や年度内で、転職しようと考えている堅実女子もいるのではないでしょうか。そんなときに、転職エージェントやキャリアコンサルタントのサポートを受ける人もいるでしょう。
今回は、キャリアコンサルタントである筆者が戸惑ってしまう、困った相談者の特徴をご紹介します。
1. 「いつかやる」という人は、基本いつまでもやらない
「英語を使ってグローバルな仕事をしたいと思って、新卒で入社。海外とやりとりする部署に異動希望を出し続けて15年経った。もう見込みがないので転職したい!」
など年代職業を問わず、みなさん様々な希望を持っているもの。ただ、それに向けて実際に行動を起こしている人は多くはありません。
例えばグローバルな仕事をしたい人に、英語力がどのくらいあるかを聞くと「正直全く自信がない。初めてのTOEICをそろそろ受けてみようと思っている」。では、英語力をつけるために普段どのようなことをしているかについては、「特に何もしていない」。ちなみに、他の言語が得意というわけでもないとのこと。
確かに企業や部署によって求められる英語力は異なるものですし、TOEICなど試験の点数が高いからといって、ビジネスで使えるかはわかりません。でも、自分の英語力を把握していない、自信はないけれどそのための勉強も特に何もしていないとなると、「15年間、一体何をしてきたのか……」と多くの人は感じるのではないでしょうか。
キャリアコンサルトとして希望を叶えるためにできることをアドバイスしたり、一緒に方法を考えたりしながらも、「この人は本当にその気があるのかな……」と思わざるを得ません。
本気で希望を叶えたい人は、それに向けた行動をすぐ起こします。すぐには難しくても、時期を明確にしているもの。「いつかやる」という人は、基本いつまでもやらないものなのです。