仕事&マネー 【貧困女子】保育園休業で「詰んだ」……シングルマザーの崖っぷち生活~その1~

晴美さんに最終学歴を聞くと、女子短大でした。

「母親が自分の出身短大以外は進学してはダメだというので、そこにしたんです。とりあえず、栄養士や保育士の資格は取れるみたいだし、いいかなと思ってはいたんですが、国家資格ってガチで勉強しないと合格しないんですね。私は一番ラクな学部に入学して、2年間遊びまくりました」

その女子短大は、地味系な女性と派手系な女性の行動と学力、そして容姿の格差でも知られているそう。派手な美貌の晴美さんは、おそらく目立ったことでしょう。

「中学2年生の時に、父親に風呂を覗かれて『いい女になったな』と言われてから、自分の容姿が気持ち悪くて大嫌いでした。それから、父親の視線から隠れるように生きてきた。高校時代もそれなりにモテたけれど、同級生とエンコーみたいなこともちょっとしていた。お金が欲しかったこともあるけれど、両親への復讐もあったかもしれない。母親がかなり支配的だったので、『オマエの娘は売春してるんだよ』って、内心舌を出していたような気持ちもありました」

これが話せるようになったのも、歳月が流れたからだと言います。

「それもあるけれど、諦めもあるから。今回の新型コロナウイルス感染の問題で、死を間近に感じる。だから、誰かに話しておきたかったのかもしれない。東日本大震災の放射能のときは、SNSでデマを拡散する当時の恋人に内心『バーカ』と思いながら、開き直って好き勝手していたでも、今回は全く違う。もう元の世界に戻れないという恐怖がつきまとうんです」

胸の形が悪くなるのを恐れ、コストがかかるミルク育児を選んだ。

子どもの父親はいったい誰なのか? ~その2~に続きます。

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