仕事&マネー 知らないと恥をかく敬語の使い方|上司に対する「了解しました」は正しい?

「了解しました」ではなく「承知いたしました」を使おう

「了解しました」とは、言うまでもなく「理解しました」「わかりました」という意味です。「了解しました」自体は丁寧語なのですが、目上の人と話す場合には自分をへりくだる必要があります。ですから「謙譲語」にして「了解いたしました」とするのがよいでしょう。

また、「了解しました」ではなく「承知しました」を使うほうが好ましいという意見も聞かれます。厳密にいうと、「了解」と「承知」は意味が異なっており、「承知しました」は内容を理解して聞き入れること」という意味です。

その上司が自分よりどの程度えらい人かによっても異なりますが、何かを頼まれた場合、「承知いたしました」と答えるのがいちばん適切でしょう。

これらよりさらに丁寧な言葉として「かしこまりました」があります。相手がお客様の場合には、より丁寧な感じのする「かしこまりました」を使うとよいでしょう。

そのほかにも理解を示す言葉に「わかりました」があります。こちらは丁寧語ですがカジュアルな感じのするもの。そこまでかしこまらなくてもよい、親しい先輩と会話するときに使えます。

一方で何かを頼まれた時などには、「わかりました」と答えるのではなく「承りました」と答えるほうが、ワンランク上に感じられ、丁寧な人だなと、印象がよくなりそうです。

~会話例~

部長 「昨日の会議の議事録、山田専務にも送っておいてくれる?」

お客様 「承知いたしました」

先輩 「あ、ちょっと付け足したいところがあるから、ちょっと待って」

お客様 「わかりました」

(受付から電話の音)

あなた 「はい、マーケティング部です」

お客様 「川本部長とお約束の池田と申します。14時のお約束で伺いました」

あなた 「かしこまりました。すぐに伺いますのでおかけになってお待ちください」

☆☆☆

いかがでしたか。すこしのニュアンスで「どっちでもいいじゃん」と正直思うような敬語もたくさんありますが、わりと厳しく見ている人は多いのです。それに、丁寧に使い分けたほうがお客様や上司には印象よく、あなた自身は「デキる」人だと思われることでしょう。面倒くさがらずに試してみてください。

かといって、仲良しの先輩にまで改まりすぎる必要はありません。時と場合、相手を理解して、敬語上手、会話上手になりたいですね。

文/近藤とも

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