新型コロナウイルス拡大によって、大きな影響を受けているファッション業界。つい先日レナウンの倒産が日本でも話題となりましたが、米国では女性用のランジェリーで有名な「ヴィクトリアズ・シークレット」がアメリカとカナダにある約1,100店舗の4分の1にあたる250店舗を閉店すると発表しました。
今回は、ヴィクトリアズ・シークレットの経営状況について、またアメリカの経済再開に向けての動きについてご紹介します。
ヴィクシーの「エンジェル」は女性なら一度は憧れる存在
1977年にアメリカのサンフランシスコに誕生したヴィクトリアズ・シークレット。セクシーな下着やルームウェア、香水などを扱っているショップです。
ヴィクトリアズ・シークレットのランウェイを歩くモデルは「エンジェル」と呼ばれ、世界中のセクシーでスタイル抜群のモデルたちのなかでも、非常に競争の激しいステイタスのあるポジションです。人気を博した歴代のエンジェルたちをご存じの堅実女子も多いのでは?
●クラウディア・シファー(元祖スーパーモデル。シャネルのデザイナーだった故カール・ラガーフェルドもお気に入りだった)
●ベハティ・プリンスルー(マルーン5のフロントマンであるアダム・レヴィーンの妻。)
●ジゼル・ブンチェン(レオナルド・ディカプリオの彼女として、世界で最も稼ぐモデルとして名をはせた実力派モデル)

日本でも人気があるミランダ・カーも元ヴィクシーエンジェルでした。
これだけ有名なモデルをキャスティングしていたのですから、1回の撮影やショーにかかる費用も膨大だったことでしょう。
ヴィクトリアズ・シークレットの今後
ヴィクトリアズ・シークレットを所有する「Lブランズ」は、“この閉店は始まりにすぎず、今後数年の間に更に店舗が閉店していく可能性がある”ということを示唆しています。