仕事&マネー ソルトバンク出資の独フィンテックが破産!1兆4千億円の最終赤字となったソフトバンクの状況は…?

6月25日 に2020年1~3月期の連結決算を発表し、四半期としては日本企業で過去最大の1兆4,381億円の最終赤字となったソフトバンクグループ。今回の株主総会は、新型コロナウイルスへの対策として、役員がウェブ会議システムを通じて行なわれました。

今回は、総会で語られた内容やソフトバンクにグループに関する様々な話題をご紹介します。

大赤字の根源「ビジョン・ファンド」について

ソフトバンクグループが出した大赤字の根源である「ビジョン・ファンド」。スタートアップや上場前のベンチャー企業に大規模投資を行なうファンドで、総額は10兆円にも及びます。2017年の米国におけるベンチャー・キャピタルの総額(KPMG社の推定)が9兆円程度であることを考えると、いかに大きなファンドかわかることでしょう。

日本では通信事業や球団オーナーとしての印象が強い
同社。

このビジョン・ファンドが投資を行なった先に、アメリカのシェアオフィス提供会社「ウィーワーク」があります。この企業に大規模な投資を行なったことで、ビジョン・ファンドは約9,000億円 の損失をウィーワーク関連で被りました。ウィーワークへの投資は周囲の反対を押し切って孫会長(兼社長)が決定したものであったとし、6月25日の株主総会においてもその反省の念を述べています。

ソフトバンクが1,070億円超を出資したドイツのワイヤーカードが破産申請

ソフトバンクの収益を圧迫している投資先は、ウィーワークだけではありません。同社が2019年に約1,070億円を出資したドイツの「ワイヤーカード」も破産申請し、株価がほぼゼロ(6月26日現在1.83ユーロ 前後)になってしまったのです。ソフトバンクが出資した当時の時価総額は約2兆365億円 でしたので、いかにインパクトが大きいかがわかりますね。

そもそも決済システムなどを提供していたフィンテック企業(金融とテクノロジーを融合させたビジネスを行なう企業)でしたが、不正会計により債務超過に陥りました。

1 2