堅実女子の皆さんは、日々オフィスやいろんな場所で敬語を使うことがありますよね。
意外と間違った使い方をしていたり……この表現は正しいと思いますか?
クライアントからの期待の言葉に「頑張らせていただきます」

努力してプレゼン資料をつくり、丁寧に説明して受注できたあなた。「頑張らせていただきます」と伝えたのだけれど……。
<こたえと解説>
「頑張らせていただきます」はNGです。
とはいえ、まるで間違っているというわけではありません。もっとふさわしい言葉があります。見ていきましょう。
どうしても挑戦してみたかった案件、あなたは毎日いろいろ調べ、先輩や上司のアドバイスを受けながらプレゼン資料を作りました。当日のトークも練習し、お客様目線に立ったプレゼンをした結果、クライアントが納得してくれて晴れて受注!
「期待していますよ」と声をかけてくれたクライアントのリーダー格の方に、あなたは「頑張らせていただきます」と答えます。
実は「頑張る」は目下の人に使う言葉だとされています。そのため、ビジネス敬語のようなものは存在しないと考えられているのです。ここでは「努力させていただきます」「しっかり努めさせていただきます」などと返すのがよいでしょう。また、自分のことであれば「頑張ります」だけでも構わないでしょう。
反対に、もうすこし頑張ってほしい下請けなどの取引先に声をかける際は「ご尽力くださると助かります」と伝えましょう。下請けもであっても大切なパートナー。「頑張っていただけますか」と謙譲語風にすると、すこし嫌味に聞こえてしまいます。相手も頑張っていないわけではないのですから、注意しましょう。