仕事&マネー ヨガウェア「ルルレモン」の株価がすごい!上昇の理由を調べてみた!

セールで在庫を一掃

ルルレモンは在庫の問題を抱えていると長らく言われていましたが、その問題に具体的な策を打ち出しました。その一環として、「Sweat More, Spend Less (もっと汗をかいて、消費は抑えて)」というキャンペーンを打ち、大セールを行ないました。このセールがステイホームの時期とも重なり、多くの店舗がクローズとなるなかでオンラインでの販売を促しました。

また、RFID という在庫を迅速に管理するツールを採用したことから、在庫を保管しオーダーに応じて配送するDC(ディストリビューションセンター)だけではなく、世界中のショップにある在庫を他の店舗に配送することも可能になりました。

これらの効率化から、ルルレモンが抱えていた在庫問題が解決していくと予想されたことが、株価上昇の要因だと考えられます。

また売り上げ自体も好調で、2017年から2019年にかけて約50%利益が上昇。自社株買いも行なっており、その結果一株当たり当期純利益(EPS)が約160% も上昇しました。EPSが前年より25% 伸びている企業は、ビジネスが非常に好調であることを示しているといわれます。2年で161%の上昇は、その好調さを的確に表しているといえるでしょう。

ただ、株価が非常に高くなっており、買いにくい状態であるのも事実。一株当たりの利益に対して、何倍の株価が付いているかを表すPERを見ると、平均が24程度のところ、ルルレモンは約83 と非常に高くなっています。これは株価が現在の利益対比かなり高くなっていることを表しています。

国によって販売されている商品に違いが!同じものでも価格に差があることも

ルルレモンの商品は、国によって販売されているものが異なります。アジア圏には「Asia fit 」というシリーズがあり、アジア人の体型に合わせて丈などを調節した商品を展開しています。

また全く同じ商品でも国によって価格が異なります。例えば、実用的なトートバッグである「On My Level Bag 19L」の日本での価格は1万6,800円。一方、香港での価格は1,080ドルで、8月21日時点の為替て換算すると約1万4,700円程度になります。旅行に行った際など、少しでもお得に商品を購入したい場合には、日本との価格差をチェックしてみると良いでしょう。

スポーツアパレルブランドで1位になる可能性も

ナイキやアディダスなど、これまではスポーツアパレルの大手の顔ぶりに大きな変更はありませんでした。しかし、前述した成長を見ると、 ルルレモンが最大手になる可能性も十分考えられます。今後はナイキなどのようにシューズの分野 にも力を入れると公表しています。

今は非常に株価が高くなっていますが、世界的な株価暴落などがあった際に価格をチェックし、長期で保有できる優良な投資先として検討してみるとよいでしょう。

文/山根ゆずか

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