仕事&マネー “お金のプロ”が投資したい銘柄って?コロナ禍を乗り切るマインドと投資の心得を聞いた!

コロナ禍で、将来に漠然とした不安を抱えている堅実女子も多いのではないでしょうか。今回は、「農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)」の常務取締役 兼 最高投資責任者(CIO)の奥野一成さんに、堅実女子から寄せられた“お悩み”をぶつけてみました。

働く女性や悩める女性向けのセミナーを数多く行っている奥野さんが語る、 これからの時代で生きやすくなるためのマインドやお金の増やし方とは?

奥野一成さん。

【プロフィール】奥野 一成(おくの・かずしげ)…農林中金バリューインベストメンツ株式会社(NVIC)常務取締役兼最高投資責任者(CIO)。 1992 年京大法学部卒、ロンドンビジネススクール,ファイナンス学修士(Master in Finance)修了。日本長期信用銀行入行。長銀証券、UBS 証券を経て 2003 年に農林中央金庫入庫。2014 年から現職。売らなくてもいい会社の株を買う独自の投資哲学で「長期厳選投資ファンド」を組成したパイオニアであり、バフェット流投資で実績を上げている数少ないファンドマネージャー。より多くの日本人を豊かにするために、機関投資家に支持され続ける投資信託「おおぶね」を個人でも手に取れるように2017年から一般開放。投資の啓蒙活動として著書「教養としての投資」を記すベストセラー作家でもある。「おおぶね」について:https://go.sbisec.co.jp/prd/fund/nvic_2004/

堅実女子の赤裸々なお悩みとは?

相談1.20代の頃から貯金が増えません。手っ取り早くお金を貯めたいです。(34歳/金融機関勤務)

まず、お金を貯めたいと思ったときに重要なのが「投資」と「消費」をしっかり区別すること。例えば、英語力アップを目指して通う英会話スクールの月謝は投資ですが、自分へのご褒美ランチやショッピングは消費になります。“投資=お金にまつわること”と思っている人も多いですが、投資には自己投資と金銭投資があります。どちらも自分にリターンがありますが、短期間では絶対に利益は生み出せません。とくに金銭投資に関してはある程度の時間がかかり、勉強をする必要もあるんです。

お金を貯めたいという目標があるのであれば、まずは少額でもいいから投資を始めましょう。社会の動きがどんな風に動いているのか、どの業界に将来性があるかなど、経済を身近に感じるためにも投資を始めてみてください。

投資に回すお金を確保するために、お給料から一定金額が引き落とされるようなiDeCo(個人型確定拠出年金)などを使うのもいいと思います。こうしないとなかなか消費したい誘惑に打ち勝つのは難しいものです。

私の経験上、お金がないから投資や貯蓄ができないと言っている人が意外と最新iPhoneをキャリアで契約していたり……(笑)。スマホ代も人によっては消費になるので、毎月数千円を浮かすために格安スマホを契約してみるのも一案です。消費をゼロにするのは難しいですが、まずは少しの金額でいいので自分へのご褒美や消費をガマンして確実に戻ってくる自己投資 、もしくは勉強としての少額投資 にお金を使ってみましょう。

相談2.コロナで先行きが不安。ニュースを見て、お金や将来について悶々と考える日々です。どのようなマインドで生活すべきなのでしょうか?(29歳/派遣社員)

コロナ倒産や雇い止めなど、コロナ禍で将来に不安を覚える気持ちはよく分かります。「うちの会社も潰れるかも」「ボーナスが減額になった」といった自分に直接関連する事柄も多いでしょう。

ですが安心してほしいのは、失業して“すっからかん”になることなんてそう起こりません。これから60代以上の退職者が毎年200万人ずつ出るなかで、若い世代はたったの100万人しか入ってこないんです。極端に言えば、最悪の場合は家賃の高い地域での生活を捨てて、アルバイトをすれば 十分生活はできると思います。だから必要以上にお金の不安におびえることなく、積極的に自己投資を含めた投資を前向きに考えてください。

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