「せっかく採用・研修しても、すぐ辞めてしまう」
そんな職場で働く堅実女子もいるのでは?もしかして職場に10月に入社して、もう来なくなった新人もいるかもしれませんね。
でも、「これだから今どきの子は……」なんて相手を責める前に、自分たちの組織に問題がないか、一度振り返ってみてはいかがでしょうか。今回は、早期退職者の多い組織の特徴を挙げてみます。

1.挨拶がない
メンバー同士のコミュニケーションがうまくとれていない組織は、早期退職者が多くなります。その指標のひとつが挨拶。「おはようございます」「お疲れ様です」と社外の人には挨拶しても、社内の人には挨拶し返さない職場はありませんか。
確かに、挨拶は相手からの返事を期待してするものではないかもしれません。しかし、特に新人は自分が職場に受け入れてもらえるか、不安を抱えているもの。そんな状態で誰からも挨拶を返してもらえないことが続いたら、冷え切った雰囲気にいたたまれなくなってしまうことでしょう。
「声が小さくて挨拶してたなんて、気づかなかった」なんて言わずに、誰かが部屋に入ってきた気配を感じたら、先輩から声をかけましょう。それが、新しい仲間を温かく迎える姿勢ではないでしょうか。
2.ハラスメントが常態化
パワハラやモラハラ、セクハラ……。ハラスメントに対する意識が高まりつつある今日この頃ですが、まだまだ横行している組織は少なくないです。社歴の長い人にとっては、それが当たり前の風景になっていて、気づけていないことだってあります。新しく入ってきた人が悩んでいるのを見て、初めてそれがハラスメントなのかもと気づく場合もあるでしょう。
たとえハラスメントをしている人を直接注意することは難しくても、ハラスメントを受けて悩んでいる人に声をかけることはできるはず。多くの人は、見て見ぬ振りをされることに怒りや辛さを感じます。「私はあなたのことをしっかり見ていますよ」と態度で示されることで、救いと感じる人もいるのです。