仕事&マネー 働く女子の投資入門におすすめ!「つみたてNISA」をわかりやすく解説

つみたてNISAが初心者でも資産形成できる理由

前述の通り、投資信託は元本保証されず、利益を得るためには安く買って、高いところで売る必要があります。銘柄選びはプロにお任せです。
しかし、初心者の方はどこが安い水準なのか、どこが高い水準なのか分かりません。これは、プロでも予想が難しいです。買うタイミングを間違えて、せっかく投資したのに損してしまっては資産形成にはなりません。

そこで、つみたてNISAの購入条件が投資信託の購入で利益を得るための秘訣です。

ポイントは、低コストの投資信託を長期で積み立てするということです。

つみたてNISAは非課税期間が20年間もあり、長期で積み立てしながら運用することができます。

買うタイミングがわからないなら、タイミングを予想せずに、毎月少額で購入していけば良いのです。

これは、「ドルコスト平均法」といって、一定金額を一定間隔で買付することで買付単価を引き下げる効果がある方法のことをいいます。

投資は本来、一番安い価格で一括購入することができれば、一番利益が上げられます。しかしながら、そのタイミングを見極めるのはプロでも難しく、ましてや初心者の方なら高値掴みしてしまうおそれもあります。そこで、毎月一定金額を買う積立を行うことで、価格が安いときはたくさんの口数を買い、価格が高いときは少ない口数しか買えないので、一番安いときに買えなくても1口あたりの平均取得単価を相対的に下げることができます。長期で行うほど時間軸の分散になり、買付単価を下げる効果が高くなります。

<ドルコスト平均法の効果>

(参考)金融庁

金融庁の投資信託保有者の損益調査によれば、利益を出している人の特徴として、長期で保有していることが挙げられ、保有期間が5年と長くなるほど運用損益がプラスになっている顧客割合が高いことがわかっています。

(参考)金融庁 平成31年1月29日
「販売会社における比較可能な共通KPIの傾向分析」
https://www.fsa.go.jp/news/29/sonota/20170728/bunseki2.pdf

つみたてNISAってどうやるの?

まず、証券会社、銀行等でつみたてNISA口座を開設します。インターネットだけで完結することができます。

次に投資信託の銘柄を選びます。銘柄はコストが低く、自分が興味のある地域への投資がおすすめです。低コストで人気なのが三菱UFJ国際投信の「e-MAXISシリーズ」で、日本の株に投資する日経225が身近かもしれません。他にもアメリカ、新興国などに投資するものもあります。

そして、毎月の積立金額を決めます。長期運用することが大切であるため、途中で必要になって売却してしまうことのない無理のない金額で始めましょう。ネット証券なら100円から始めることができます。

目標に向かって積み立てるのもありです。積立金額シミュレーションで、目標金額を決めて毎月の積立額を算出できます。つみたてNISAでは、最大毎月約3万3,300円まで積み立てることができます。

投資信託の価格は1日1回公表され、毎日変動し、下がれば売りたくなったり上がれば買いたくなったりすることもあるでしょう。しかし、長期で相場変動の一気一優に左右されずにコツコツ積み立てていくことが、20年後に資産形成できるかを左右します。

文/大堀貴子
フリーライターとしてマネージャンルの記事を得意とする。おおほりFP事務所代表、CFP認定者、第Ⅰ種証券外務員。

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