「35歳転職限界説」など、年齢を重ねるにつれて転職は難しくなるという声を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、転職者の平均年齢は一貫して上昇傾向にあり、ミドル層の転職割合は増加していることが、パーソルキャリア株式会社が実施した調査でわかりました。

2020年に転職した人の平均年齢は32.0歳
2020年に転職した人の平均年齢は32.0歳。男女別では男性が32.9歳、女性が30.1歳でした。いずれも調査を開始した2008年以降で最も高い年齢です。また、前年の平均年齢と比べて、全体では31.7歳から0.3歳、男性では32.5歳から0.4歳、女性では29.8歳から0.3歳とすべてで上昇しています。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、 多くの業界で景気が後退しました。そのため、即戦力人材の採用に力を入れた結果、 30歳以上の割合が増加したと考えられます。

続いて、堅実女子に多い30代前半と30代後半の転職事情を見ていきましょう。