仕事&マネー 長期金利の急上昇で株価が下落!そもそも金利が上昇すると何がいけないの?

日本時間の2月25日から26日にかけて、アメリカの金融市場において10年国債(10年間で償還する米国債)の利回りが約10ベーシス(0.1%)上昇し、それに伴い株価が下落しました。なぜ金利が上がると、株価が下落するのでしょうか。

今回は、長期金利と株価の関係についてご紹介します。

金利には大きく分けて短期金利と長期金利がある

金利には「短期金利」と「長期金利」のふたつがあり、短期金利は国の中央銀行がコントロールしていますが、長期金利はコントロールしきれないという特徴があります。まずは、それぞれの金利の決まり方をご紹介します。

短期金利の決まり方

アメリカや日本の中央銀行は、1年未満の短期市場(短期間お金を借りられる市場)における金利を動かし、経済が安定し成長し続けられるように促しています。このような政策を金融政策と言います。

日本でも実施されている金利政策。

現在、新型コロナウィルスによる経済への打撃を最小限にするため、アメリカや日本、欧州などが短期金利を低く抑える「ゼロ金利政策」あるいは「マイナス金利政策」を行っています。

長期金利の決まり方

借入期間が1年以上の長期金利は、物価の変動や短期金利の推移(上記で述べた金融政策)などの長期的な予想により変動します。つまり、政府による金融政策では操作しきれないのが長期金利です。長期金利は“経済における基礎体温”と言われることがあり、景気が悪くなると金利が低く、景気が良くなると金利が高くなる場合が多いとされています。

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