仕事&マネー 投資初心者でもできる、株主優待タダ取りの方法とは?

つなぎ売りで注意したいこと

信用取引は自己資金の3倍までレバレッジをかけて取引できることから、怖いのではと考えるかもしれませんが、前述したように現物株を同じ価格で保有していることから、下がっても上がっても損益は相殺され、返済も保有株式を返せば良いので、このつなぎ売りに関しては損益に関するリスクはありません。

ただし、信用取引には手数料がかかることに注意しましょう。

取引にかかる手数料については、ネット専業証券で取引すれば無料やかなり安いので、手数料が安い証券会社で行えばそれほど問題ではありません。

しかし、信用取引の売建は証券会社から株式を借りて取引するので、その借りている間にレンタル料を支払うことになります。これを貸株料といいますが日割でかかるため、その取引手数料と貸株料を合算した手数料が株主優待の価値と比べて高ければ損をしてしまいます。

また、この取引はあくまで株主優待のみとなり、配当金は受け取れません。さらに、長期株主優待特典は翌営業日に株式を返済してしまうため優遇は受けられません。

手数料の計算方法

つなぎ売りの手数料は以下の通りです。

・現物株式取引手数料
・信用売建取引手数料
・貸株料
・配当金の税金20.315%
・制度信用取引時まれに逆日歩

貸株料は年率○%となっているので、権利付日に売って翌営業日に現渡しした場合には2日分の貸株料がかかるため、売建金額×貸株料○%×2日÷365日で計算します。

貸株料は証券会社により異なりますがおおむね1%程度となっています(後で解説する一般信用短期は4%弱)。

現物株式の方で配当金は受取れますが、売建のときに配当調整金として先に支払うため実質受け取れません。しかも、現物株式の配当金は源泉徴収で20.315%差し引かれた金額を受け取り、信用売建の配当調整金は100%支払うため、税金分が自己負担となります。

上記手数料が株主優待の価値と比べて高ければ、つなぎ売りはやめた方が良いでしょう。

また、まれに逆日歩がかかることもあります。

信用取引には制度信用取引と一般信用取引の2種類があります。通常は制度信用取引を利用するのですが、制度信用売建は株式を借りてくることから在庫がないと手数料を上乗せして借りてきます。これを「逆日歩」といいます。逆日歩はその時にならないと費用が判明しないため購入前に計算することができません。

一方、一般信用取引は制度信用取引に比べて貸株料は高くなりますが、逆日歩は発生しません。その分貸株料の料率が高いのが特徴です。まれにかかる逆日歩が心配な場合は一般信用取引を利用するのも手です。一般信用売建ができるネット証券はSBI証券、楽天証券、カブドットコム証券、松井証券等で、一般信用取引は証券会社に在庫がないと取引できません。また、長期と短期があり、短期は貸株料が高いですが株主優待銘柄が豊富に揃っています。一般信用取引ならどの証券会社でも可能となっています。

つなぎ売りの仕組みは難しい……分かりやすい説明動画を紹介

つなぎ売りの手続き自体は簡単ですが、どうして損失ができないのか、仕組みが分かりにくいと思う場合は、証券会社のホームページで分かりやすく紹介してくれています。

SBI証券

動画で仕組みを紹介、確認テスト付
国内株式|SBI証券 (sbisec.co.jp)

松井証券

わかりやすさ重視!マヂカルラブリーのおもしろいコントとともに方法を分かりやすく解説
リスクを抑えて優待ゲット!「つなぎ売り」って何?マヂカルラブリーと学ぶ 松井証券 資産運用!学べるラブリー #9 – YouTube

楽天証券

つなぎ売りについてちゃんと詳しく知りたい場合におすすめ
リスクを抑えて株主優待をゲットできる方法、知っていますか? | 取引ルール | 現物取引 | 国内株式 | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)

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文/大堀貴子
フリーライターとしてマネージャンルの記事を得意とする。おおほりFP事務所代表、CFP認定者、第Ⅰ種証券外務員。@DIMEでは主に投資関連の記事を執筆中。

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