キャッシュレスが一般的になってきた昨今、銀行もネット銀行を利用する方が増えています。ネット銀行は、金利が高い傾向にあり、預金を預ける際にポイントが還元されるなどのメリットがあることから、使い方次第ではお得にお金を貯めることができます。
とはいえ、ネット銀行の取引はすべてネット上で行われるため、不正利用などのリスクを考えると、一歩踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ネット銀行のしくみや安全性、上手な活用方法を詳しく解説していきます。

ネット銀行の仕組みとは?
まずは、ネット銀行の仕組みについてみていきましょう。
ネット銀行はどんな銀行?
ネット銀行とは、ネット上で取引を行う銀行のことをいいます。
通常の銀行では、定期預金を作ったり、お金を預けたりするには窓口やATMの営業時間に合わせて移動しなければなりません。
一方で、ネット銀行は、口座を作る、残高を確認する、お金を預けるなどの取引がネット上で可能なため、24時間いつでもパソコンまたはスマホで取引ができます。

出金の方法
ネット銀行からお金を引き出す際には、その銀行が提携しているATMで取引を行います。
大手ネット銀行の1つであるPayPay銀行の場合は、セブン銀行やローソン銀行、ゆうちょ銀行、イオン銀行などと提携をしていることから、それらの銀行のATMで出金が可能です。
また、銀行によっては、キャッシュカードだけでなく、アプリ上に表示されるQRコードを専用端末にかざして出金することもできます。
ATM手数料
ATMの手数料は各銀行によって異なります。
例えば、楽天銀行の場合は、独自で提供している優待プログラム「ハッピープログラム」にエントリーすれば、月7回までコンビニや各銀行のATMの手数料が無料となります。
このように、「提携しているATMでは月〇回まで手数料無料」と定めているところが多い傾向にあります。
金利
ネット銀行は、通常の銀行よりも金利が高く、そのメリットから利用を考える方も少なくありません。
最近では、銀行の金利は非常に低くなっており、お金を預けていて増えることはほとんどありません。
対して、ネット銀行は金利が高く設定されているため、多少なりとも預けたお金が増えるメリットがあります。
