仕事&マネー 意外と手厚かった!「社会保険制度」を知ると、必要な保険が見えてくる

保険に加入したいと思っていても、自分にはどんな保険が必要なのかがわからない、と悩んでいる人はいませんか?

自分に合った保険を選ぶためには、まずは社会保険制度と民間の保険の役割を把握しておくことが必要です。

この記事では、社会保険制度の役割や、その内容、民間保険の必要性などについて解説していきます。ご自身のライフスタイルと照らし合わせながら、どんな保険が必要なのかを見極めていきましょう。

保険選びに悩んだら、社会保険制度を一度確認しよう!

社会保険制度とは

まずは、社会保険制度と民間の保険の役割について解説していきます。

社会保険制度と民間の保険の役割

社会保険制度は、病気やケガなどで働けなくなったときに経済的に困らないように給付や支援をする制度で、一定の労働条件を満たしている事業所とスタッフは加入の義務があります。

一方で、民間の保険は、公的な社会保険でまかなえないリスクを補う役割があり、加入は個人の自由となっています。

このようなそれぞれの役割を踏まえると、まずは社会保険制度の内容を知ることで、どのような保険に入ったらよいかがみえてくることがわかります。

では、さっそく社会保険制度の種類と具体的な内容をみていきましょう。

社会保険制度の内容と民間保険の必要性

社会保険制度は生活のあらゆる経済的危機を支援するために、大きく分けて5種類の保険から構成されています。各保険の内容をチェックしながら、自分のライフスタイルにはどのような民間の保険が必要なのかを見極めていきましょう。

1.健康保険

社会保険制度には健康保険と国民健康保険があり、会社勤めの方が加入するのは健康保険です。

健康保険の保険料は、収入に応じて決まり、給与とボーナスから天引きされるしくみとなっています。

健康保険の具体的な内容は以下の通りです。

上記のように、健康保険の補償は非常に手厚くなっています。

特に、治療費の自己負担額が1~3割で済む「医療費の給付」や高額の医療費の自己負担額が軽減される「高額療養費制度」は、万が一病気をしたときに非常に助かる制度です。

例えば、年収が330万円の方で、高額の医療費がかかった場合、高額療養費制度で定められている自己負担額が以下の表のエに該当するため、自己負担額の上限は57,000円となります。

57,000円であれば、貯金でまかなえてしまう可能性も高いため、毎月民間の医療保険に加入するメリットは少ないといえるでしょう。

参考:厚生労働省公式HPより

なお、健康保険では以下の費用に関しては補償が受けられないため、その部分が貯金でまかなえるか心配な方は、民間の医療保険に加入しておくと安心です。

また、万が一長期的に働けなくなってしまった場合には、 傷病手当金の給付によって、 1年半の間は、給料の3分の2が支給されます。しかし、それでは生活費が不足してしまうと予想する方は、民間の就業不能保険に入っておくと十分な補償を受けられるでしょう。

2.年金

社会保険制度には年金保険があり、会社勤めの方は、国民年金と厚生年金の2つを積み立てていきます。

厚生労働省の「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」の調査結果によると、厚生年金に加入している人の年金受給額は、月で平均146,162円との結果が出ています。

月に14万円だと最低限の生活は保てますが、ある程度の貯金がないと、病気やケガなどをした際に、資金が足りなくなってしまう可能性があります。

また、年金額は人口数や平均寿命などの社会情勢に合わせて給付水準が変動するため、30年後には給付額が減っていることも予想できます。

このような年金のしくみを考えると、老後の資金を何らかの方法で備えておく必要があると考える方も多いことでしょう。

老後の資金を備える方法としては、貯金以外では、個人年金保険や確定拠出型年金などがあります。

個人年金保険は、保険会社に毎月保険料を支払うことで、保険会社が運用し、定められた年齢に達した時から年金として受け取ることができます。

一方で、確定拠出型年金は、支払った掛け金を自分で運用し、その結果によって給付額が変わります。

貯金が苦手な方やコツコツと積み立てていきたい方などは、上記の2つの方法を活用して老後の資金を備えていくとよいでしょう。

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