仕事&マネー 投資経験者のしくじりに学ぶ株のNG行動って?【5年で資産10倍のスゴ腕講師が教えます④】

こんにちは、個人投資家でファイナンシャルプランナーの藤川里絵です。

最終回となる今回は、株式投資を楽しむうえで、ついついやってしまいがちなNG行動について私の失敗談を交えてお伝えします。私と同じ轍を踏まないようにしてくださいね。今までの記事はこちらから。

元手は生活費から…は絶対にNG!

ストレスなく資本投資を楽しむためにも、元手は生活費に関係のない、自由になるお金から確保しましょう。何かを我慢するとか、家賃が払えない! とか、スマホを止められる…などは、絶対にだめです。目安を言うならば、毎月自由になるお金の1/3程度くらい。習い事やジムに通う感覚で、使う金額を決めるとよいと思います。

また、フリマサイトで不要なものを売った売上金や、副業で得た収入を投資にまわすのもオススメです。特にフリマサイトの売上金は、不用品を整理できて、かつ投資もできるから、一石二鳥ですよね。もともと“ない”お金だから、トライ&エラーもしやすいと思いますよ。

“誰かの情報”を鵜呑みにしない

私自身、TwitterやYouTubeなどで「この株は上がる」という情報を見て、マネして買うこともあります。この“誰かの情報”で負けるのも、資本投資には良くあるしくじりです。

もちろん、その情報を発信している“誰か”は、実際に値上がっているから「上がる」と言っています。ですが、株価は刻々と変わるもの。たとえその後に値下がっても、情報を発進した人は下がる前に売買して売り抜けているはずです。

自分がよいと思ったタイミングと、株価が上がるタイミングは違う場合もあります。だから“誰かの情報”は参考にはなるけれど、何も調べず飛び付いたり、鵜呑みにしたりするのはNGです。

株式投資は「勝てばいい」「儲かればいい」だけなら、ギャンブルと同じです。そうではなく、自分が決めたストーリーで“買って、保有して、売る”ことに喜びを見出すと、より楽しく、長く続けられますよ。

また、自分で考えて上手に売買できたら、別の銘柄でも同じストーリーが描けるはずです。株式投資がなぜ数字オンチでも大丈夫かといえば、勝つための道筋を自分で描くことが重要だから。数字ばかりを追うのではなくて、いつ買って、どこで売るか。自分でストーリーを組み立てられる人が勝つ投資のできる人だと思います。そういう意味で、文系さんも臆せず楽しめますよ。

株価を頻繁にチェックするのは考えもの

自分の保有している銘柄が上がっているか下がっているか、気になりますよね。私は仕事柄、毎日チェックしますが、銘柄の状況を追いかけ過ぎるのも考えものです。リモートワークが増えて、日中にチェックできる人も増えていますが、株価が気になって仕事にならないなんて本末転倒です。

銘柄をチェックする時間は決めておきましょう。証券会社が動く時間は、基本的に9:00〜11:30と12:30〜15:00と決まっています。オススメは、株価が動いていない時間にチェックすることです。

というのも、1日の中でも株価は上下するので、動いている時間、つまり証券会社が動く時間に見ると、ドキドキして焦ってしまいます。焦るとじっくり考えられず、頻繁にチェックしたり、自分で描いたストーリー通りに売買できないといったしくじりをしてしまいがちです。

だから、朝や夜など、株価が動いていない時間にチェックすると決める。そして、じっくり考えてジャッジする。始めた頃は夢中になって追いかけ過ぎることもあるかもしれませんが、冷静さも忘れずに!

欲深いと売るタイミングを逃す

いちばん陥りがちで、いちばん難しいのは、自分を過信して欲深くなっちゃうしくじりです。

最初に「ここまで下がったら売ろう」と決めているのに「この株はいいはず」「きっとまた値上がる」という気持ちが邪魔して、ずるずる下がっても売らない。これを資本投資で“塩漬け※”といいます。

株は、いくら値下がりしても、売らない限りその損失は確定しません。ですから、また株価が戻るまで、漬け物のようにじ〜っと待つのも手。また、配当金や株式優待があるなら、株価に関係なく受け取れるので、それを目当てに株価が戻るのを待つのもありです。

一方で、“塩漬け”は、いつ戻るかわからない損を抱え続けて、ほかの投資機会を失うことにもなります。ほかの銘柄が値上がりしても買えなかったり、さらなる値下がりで損失が増えたりする場合も。さらに、配当金や株主優待はずっと出る保証はありません。業績が悪化すれば、真っ先にカットされる存在だからです。

このしくじりを防ぐには、たとえ負けても最初に決めた額で売ること。つねに自分が主導権を持ち、売買をすることです。自分が決めたストーリーで売買ができる人は、絶対に株式投資がうまくなりますよ。

※塩漬け・・・値下がりした株式を、損切り(これ以上、損しないために、買った時より安く売ること)するでもなく買い増すでもなく、そのまま持ち続けること。

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