仕事&マネー 初心者でも始めやすい「NISA」はお得? NISAの非課税のしくみと節税効果を解説

最近は、初心者でも始めやすいNISAで投資デビューする方が増えてきています。

NISAは、少額からの投資が可能で、リスクも低いため、気軽に始めやすいというメリットがあります。その他にも、一定の金額までは非課税であることから、得られる利益が高いことも魅力の一つです。

非課税のメリットは、一般的な投資では得られないものであることから、NISAをやらないともったいないといっても過言ではないでしょう。

この記事では、NISAの非課税のしくみと節税効果について詳しく解説していきます。NISAをはじめてみたいけれど何がよいのかわからない方や、なかなか一歩を踏み出せない方などは、ぜひNISAならではの節税効果をチェックしてみましょう。

NISAってどうお得なの?

そもそもNISAってなに?

まずは、NISAとはどのようなものなのかをおさらいしておきましょう。

NISAとは

NISAとは、個人の投資において納税の義務が優遇される制度のことをいいます。

通常の投資では、投資で利益を得るとそれに税金がかかり、税金を引いた分を受け取ることができます。

対してNISAではその納税義務が優遇されるため、利益をそのまま受け取れます。

このようなメリットから、最近はNISAを始める方が増加しています。

また、NISAを始めるには、銀行や証券会社にてNISA口座を開設し、投資先や金融商品を選びます。そこまで完了したら、株式や投資信託の購入をし運用がスタートします。

手続きはスマホでもパソコンでも簡単にできるので、投資がはじめての方でも開設がしやすいでしょう。

一般NISAとつみたてNISAの特徴

NISAは、一般NISA・つみたてNISAの2種類があり、それぞれ非課税となる投資額や非課税期間などが異なります。

まず、一般NISAは、購入した株式や投資信託の配当金・譲渡益・分配金などが年間120万円まで非課税となります。非課税期間は最長5年、資金の引き出しはいつでも可能です。

購入できる株式や投資信託の選択肢が広いため、自分で運用をして資産を大きくしていきたい方に向いています。

一方で、つみたてNISAは購入した公募株式投資信託と上場株式投資信託での譲渡益・分配金などが年間40万円まで非課税となります。非課税期間は20年、一般NISAと同様にいつでも引き出しができます。

つみたてNISAは、一度設定をすればほったらかしでも買い付け・積み立てがされることから、投資がはじめての方やコツコツと資産を大きくしていきたい方に向いています。

NISAの節税効果

一般的な投資は、投資で出た利益に対して20.315%の税金がかかるしくみとなっています。

対して、NISAは税制優遇制度であるため、定めらた期間は非課税で利益を得ることができます。これはとてもお得なメリットであるので、活用しないのはもったいないと言えるでしょう。

では次は、非課税のしくみと、一般NISAとつみたてNISAのそれぞれの節税効果についてみていきましょう。

NISAの非課税について知ろう!

NISAの非課税はとてもお得

NISAは、一般的な投資とちがい、投資をして得た利益に対して税金がかかりません。

例えば、一般の投資で100万円の利益を得たとすると、20.315%の税金がかかるため、20万3150円が差し引かれて、実際に手にできる利益は79万6850円となります。

対して、NISAでは非課税となり、100万円の利益をそのまま得ることが可能です。

100万円だと20万円の差となりますが、金額が高ければそれだけ引かれる税金も高くなるので、NISAの非課税は非常に大きいメリットであるといえます。

一般NISAの節税効果

一般NISAを運用していると、企業の利益の一部を還元してもらえる配当金を受け取れます。

今回は、この配当金の利益に対する節税効果についてみていきます。

一般NISAは、配当金・譲渡益・分配金が年間120万円までが非課税となり、非課税期間は最長5年です。

それを踏まえた上で、毎年100万円分の国内株式を買い付けたケースの配当金の節税例は以下のようになります。

【購入】1株500円×2,000株=100万円分

【配当】1株:10円 / 年

【配当金】2万円 / 年
    (2,000株×配当10円/1株)

配当金が1株10円であった場合、2,000株分が配当金となるため、年間で2万円の配当金を受け取ることができます。

一般投資の場合は、この2万円の配当金に対して20,315%の税金がかかり、4,063円が引かれますが、一般NISAはまるまる2万円が手元に残ります。

さらに、最長5年まで同じ配当金を受け取れた場合は、一般NISAでは10万円の配当金、一般投資では7万9,685円となるので、一般NISAの方がとてもお得です。

つみたての節税効果

つみたてNISAは、譲渡益と分配金が年間40万円までが非課税となり、非課税期間は最長20年間となります。

そのうえで、毎月1万円を10年間積み立てた場合の節税効果をシュミレーションしてみましょう。

【月の積立額】1万円

【積立期間】10年

【想定利回り】年率5%

【元本】120万円
   (積立額1万円×10年)

【運用利益】35万2,823円

【最終積立金額】155万2,823円

毎月1万円を積み立てて、年率5%で10年間運用した場合、10年後には35万2,823円の利益がでます。

一般投資の場合は、この35万2,823円に20.315%の税金がかかり、約7万1,675円が引かれますが、つみたてNISAを利用していると、35万2,823円がまるまる利益として受け取れます。

このように、非課税であることで万単位で利益が変わってくるため、NISAの節税効果は非常に高いといえるでしょう。

NISAの節税効果は抜群

まとめとなりますが、NISAには一般NISAとつみたてNISAがあり、それぞれ非課税となる期間や投資額は異なりますが、どちらも節税効果が高いことには間違いがありません。

一般の投資の場合は、投資の利益に対して約20%の税金がかかるため、利益が大きければ大きい程、引かれる税金も高くなります。

NISAの非課税となる投資額や期間に上限はありますが、それでも約20%の税金が優遇されることで、得られる利益は大きくなります。

NISAにはこのような節税のメリットがありおすすめですが、投資はチャレンジしたことがなくて、なかなか手が出ないという方もいることでしょう。

そのような方は、つみたてNISAであれば100円などの少額からでも投資が可能で、一度設定してしまえばほったらかしでも運用してもらえるので、少しずつ、つみたてNISAからトライしてみることをおすすめします。

文 / 小林 愛加