仕事&マネー やる気ある人材を潰しかねない、取り扱い注意なフレーズ3つ

言葉には、自分の考えを相手に伝える力がありますが、いつも正確に伝わるとは限りません。

「気がついたら相手を傷つけていた」「励ましたつもりが、嫌味に聞こえていたようだ」などの経験を持つ人もいるのではないでしょうか。

今回は、やる気ある人材を潰しかねない、取り扱い注意なフレーズを挙げていきます。

気付かぬうちに、相手のやる気を奪っているかも…。

1.「みんなの仕事を取らないで」

特に経験が浅いうちは、とにかくたくさん仕事をこなして、スキルや知識を身につけていこうとする人も多いものです。

「もっと私に仕事をください」「他に私にできることはありませんか?」と、上司や周りの人たちに、自らどんどん仕事を求める人もいるでしょう。

そんな熱い気持ちを冷めさせるのが、「みんなの仕事を取らないで」というフレーズ。この一言だけを言われると、何だか自分が悪者になったようで、何も言えなくなってしまうのではないでしょうか。

もちろん、職場によって事情はそれぞれ。新人に任せられる仕事には限りがある場合もあるでしょうし、そもそも今任せている仕事がまだ期待されているレベルに達していないのに…ということもあるでしょう。きっと何か考えがあるに違いありません。

ただ、何も事情を説明せずに、「みんなの仕事を取らないで」というだけでは、相手のやる気を奪うだけと考えられます。

2.「後任の人が困るでしょ」

仕事をするとき、他の人と同じことをするのではなく、自分なりに考えて付加価値を提供しようと試行錯誤する人がいます。

本人は良かれと思い、手厚いサポートや今までならしていなかった対応を提供しているにもかかわらず、「それがお客様にとって “当たり前” になったら、後任の人が困るでしょ。みんなが同じようなことをできるわけではないのだから」と言う人がいます。

このケースも事情は職場や仕事内容によってさまざま。担当者の能力によって提供するサービスのレベルが異なるのは困るという仕事もあります。例えば、チェーン店で店舗や調理担当者ごとに味が全然違うなんてことがあったら、提供される側・提供する側どちらも混乱しそうですね。

また、「前任者はあんなにきめ細やかに対応してくれたのに…」と、お客様をがっかりさせてしまうかもしれません。前任者の対応が特別な知識やスキルを要するものであった場合の話です。

このように、ごもっとな意見でもあるケースが多いのですが、「後任の人が困るでしょ」という伝え方だけでは、「ただ単に面倒なだけでは…」「目立つ人材だから気に入らないだけなのかもしれない」と勘違いされかねません。

3.「面倒臭い人って思われたくない」

「面倒臭い」というフレーズは、強い影響を持つ言葉。コミュニケーションをとることや行動することの放棄を示し、その一言でその後の可能性を遮断してしまいます。

「面倒臭い」は、自分のことを中心に考えているからこそ、出てくるフレーズ。自分がそこまで手間ひまをかけて、相手と、その仕事と向き合いたくないから、口から出てくるのではないでしょうか。

何も「〇〇するのが、面倒臭い」という分かりやすいフレーズだけではありません。

例えば、誰かが新しい提案をし、その内容が取引先との交渉が必要だったときに「先方から面倒臭い人だと思われたくない」とそれ以上話を進めることをやめるなど。もちろん、場合によっては、「ちょっと…そこまでする必要はない」という内容もあるでしょう。そうなのであれば、その理由を提案してきた人にしっかり説明すればよいのです。

きちんと事情を説明せずに、ただ「面倒臭い」「面倒臭い人って、思われたくない」で済ませてしまうと、「この職場はこういう雰囲気なんだ」「何を提案しても無駄だ」とやる気ある人材のモチベーションを下げてしまう可能性があります。口にするときは気をつけたいフレーズの一つでしょう。

要らぬ誤解を生まないために…

やる気ある人材を潰しかねない、取り扱い注意なフレーズを挙げてみました。それぞれの事情と照らし合わせてみれば「なるほど」と思うこともありますが、何の説明もしないと要らぬ誤解を生み、相手のやる気をそぐ可能性のあるフレーズでもあります。

普段から結構口にしているかも…という人は、なぜそのフレーズを口にしたかがちゃんと相手に伝わっているか、振り返ってみてはいかがでしょうか。

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