仕事&マネー 自転車通勤の方必見!義務化がすすんでいる自転車保険を徹底解説

昨今、電動自転車やシェア自転車などの普及がすすみ、自転車通勤をする方が増えています。

それと同時に、自転車事故や自転車事故による賠償責任トラブルなども増加していることから、全国で自転車保険の義務化がすすんでいます。

では、自転車保険とはどのような保険なのでしょうか?

この記事では自転車保険の義務化の内容をはじめ、自転車保険の補償内容、自転車保険を扱っている保険会社の紹介まで、詳しく解説していきます。

普段から自転車を利用していて、まだ保険に加入していない方は内容をチェックして、どんな保険に入ったらよいか検討してみましょう。

自転車保険に入っていますか?

自転車保険は義務?

まずは、自転車保険の義務化についてみていきましょう。

多くの自治体で自転車保険が義務化されている

一昔前は自転車保険に加入している人は少数でしたが、自転車事故の増加から平成27年に一部の自治体で自転車保険の加入の義務化が始まりました。

そして、令和3年現在では、全国で25の地域が自転車保険の加入を義務づけています。

その背景には、自転車事故の増加が一番に挙げられますが、その他にも、自転車事故によって生じた賠償金の支払いトラブルなどの増加も挙げられます。

例えば、平成20年には、男子高校生が日中に自転車を運転中に、対向車線を走ってきた20代の男性会社員と衝突した事故がありました。

被害男性はその事故により障害を負ってしまい、高校生の保護者に9000万円以上の賠償が課されたのです。

もしも、保険に加入していなければ、約9,000万円の賠償金をすべて自己負担で支払わなければなりません。

しかし、加害者がそのお金を支払えなければ、被害者は泣き寝入りするしかないでしょう。このような被害者の保護の観点からも、保険の加入の義務が進んでいます。

そもそも自転車保険ってなに?

自転車保険は、自転車に乗っている際に起こった事故に対する補償がある保険のことをいいます。

一般的には「個人賠償責任保険」に含まれていることが多く、生命保険や自動車保険、火災保険などの特約として入るケースがほとんどです。

その他にも、以下のような保険に付帯しています。

・会社や市区町村などで提供している団体保険

TSマーク付き保険

なお、クレジットカードによっては個人賠償責任保険が付帯している場合があるため、そちらも一度確認しておくと加入の重複を避けられるでしょう。

自転車保険に加入しないとどうなる?

自転車保険の義務化がすすんでいますが、加入をしないからといって罰則が科されるようなことはありません。

しかし、条例違反となるため、地域によっては自転車で通勤ができなくなってしまうこともあります。また、万が一自転車事故を起こしたときの高額の賠償金の支払いや示談交渉などを自分ですべて負担しなければならないので、やはり加入しておくに越したことはないでしょう。

自転車保険の補償内容と保険料の比較

では、実際にどのような補償が受けられて、どれくらいの保険料となるのか、自転車に特化した保険商品を比較してみていきましょう。

au損保 自転車向け保険 Bycle

au損保が提供する「自転車向け保険Bycle」は、月々340円~入れる自転車保険です。

自転車で他人にケガなどを負わせてしまった場合の個人賠償責任補償は2億円以上と十分な補償額となっています。

また、自転車乗車中に事故に遭い、本人がケガをした場合は、給付される保険料が2倍になるなどのau損保独自のサービスも提供されています。

申し込みは、スマホやパソコンなどから完了できるため、保険料をなるべく抑えつつ十分な補償が欲しい方や、気軽に入れる自転車保険がよい方などに 「自転車向け保険Bycle」は おすすめです。

※携帯をauで契約していない方も利用が可能です

au損保 自転車向け保険 Bycle公式HP

楽天損保 サイクルアシスト

楽天損保の提供する「サイクルアシスト」は、月々250円~入れる自転車保険です。

サイクルアシストの最大の特長は、保険料の支払いで楽天ポイントが還元される点です。

通常は、保険料の1%分のポイントが付与され、楽天カードで支払うとさらに1%分のポイントが上乗せされます。

貯まったポイントは、1ポイント1円として保険料の支払いに使うこともできるため、少しでも保険料をおさえたい方や普段から楽天カードを利用している方などにサイクルアシストはおすすめです。

楽天損保 サイクルアシスト公式HP

三井住友海上 ネットde保険@さいくる

三井住友海上が提供する「ネットde保険@さいくる」は、月々257円~入れる自転車利用者向けの保険です。

ネットde保険@さいくるの大きな特長は、賠償責任補償が最大3億円までと十分な補償額であることです。

また、示談交渉サービスも付帯していることから、万が一事故を起こしてしまった際には、相手との交渉はお任せすることができます。

他人への補償を厚くしたい方や保険料が安く最低限の補償がついている保険がよい方などに ネットde保険@さいくるはおすすめです。

※プランによっては通院補償があります

三井住友海上 ネットde保険@さいくる公式HP

東京海上日動 eサイクル保険

東京海上日動が提供する「eサイクル保険」は、月々380円~入れる自転車向け保険です。

eサイクル保険の特長は、自転車事故の補償だけでなく、暮らしの相談サポートが充実している点です。

事故や災害に関するお役立ち情報がみれる「事故防止アシスト」や、体調のトラブルがあったときにいつでも相談できる「メディカルアシスト」、健康や生活の心配事を相談できる「デイリーサポート」などが無料で利用が可能となっています。

また、自転車事故における個人賠償責任補償は1億円までとなっているため、最低限の補償が受けられる自転車保険を探している方や、生活全般の相談などもできる保険を求めている方などにeサイクル保険はおすすめです。

東京海上日動 eサイクル保険公式HP

まとめ

自転車保険は、生命保険や火災保険の特約として「個人賠償責任補償」をつけるケースがほとんどですが、その他にも今回紹介したような自転車利用者向けの保険も提供されています。

月々の保険料が500円以下の保険もたくさんあるので、保険料と合わせて、提供している保険会社や補償内容、付帯しているサービスをチェックしてご自身に合うものをみつけてみてください。

また、自転車事故を起こしてしまった際の相手との交渉は個人では非常に難しいため、「示談交渉サービス」が付帯しているものを選ぶようにしましょう。

文 / 小林 愛加