仕事&マネー 銀行の3つの預金サービスをフル活用して「先取り貯蓄」をする方法

2021年は超低金利時代で、銀行にお金を預けていてもお金が増えないというイメージから、普通預金しか利用していない方もいることでしょう。

銀行の預金サービスはいくつか種類があり、活用の仕方によっては、効率よくラクにお金を管理・貯蓄することができます。

この記事では、銀行の預金の種類と特徴をはじめ、3つの預金の活用方法を紹介しています。

投資よりも確実にお金を貯めていきたい方や、家計の管理が苦手な方、お金がなかなか貯まらずに将来が不安な方などは、ぜひ銀行の預金サービスを知って、上手に活用していきましょう。

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銀行の預金の種類と特徴

まずは、銀行の預金の種類と特徴をみていきましょう。

銀行の預金の種類と特徴

・普通預金

普通預金は、銀行の基本となる預金サービスで、1円単位で自由に預け入れや引き出しができます。

また、公共料金の支払いや給料の振り込み、クレジットカードの支払いなどが可能であることから、普段使いに便利です。

・定期預金

定期預金は、目的に合わせて1か月、1年、3年などの期間を定めて、お金を預けます。

普通預金よりも金利が高く、預入期間が長いほどお得になります。また、原則的には途中解約ができないため、目的のためにしっかりとお金をキープしておきたい時に便利です。

・積み立て定期預金

積み立て定期預金は、毎月一定の金額を普通預金から定期預金に自動で積み立ててていく定期預金です。

指定できる金額は銀行によって対象の違いはありますが、月500円や1,000円から指定できるケースも多いため、無理なく積み立てをしていけます。

金利は、普通預金よりは高いことがほとんどであるので、こつこつ貯蓄に向いているでしょう。

・大口定期預金

大口定期預金は、1,000万円以上の預け入れが条件となっている高額貯金用の定期預金です。

預け入れ可能期間は、銀行によって多少の違いはありますが、一般的には1か月から指定が可能で、最長10年。金利は、普通預金より高めに設定されています。高額の相続や贈与、保険金の受け取りなどがあった際に便利です。

・貯蓄預金

貯蓄預金は、残高によって金利が変動する「金額階層別金利型」と、一定の残高以上の預金で高金利となる「金額別金利型」があります。

普通預金と同様に自由に預け入れ、引き出しが可能ですが、公共料金の支払いやお金の受け取りなどはできません。

定期預金のように満期まで解約ができないものよりも、自由に預け入れ、引き出しができる形で貯蓄をしたい場合に向いているでしょう。

・当座預金

当座預金は法人向けの預金です。

小切手や手形などでの決済や株式の配当金の受け取り、公共料金の支払いなどができます。

法律上利息はつけられないため、預けてお得な預金ではありませんが、個人事業主の方や経営者が事業用として利用するのに便利です。

先取り貯蓄におすすめの3つの預金

前述で、銀行のさまざまな預金の種類をみていきましたが、その中でも、将来のお金を貯めていくのに適した3つの預金があります。

・普通預金

・定期預金

・積み立て定期預金

この3つの預金を目的によって使い分けることによって、効率よくお金を貯めることができるので、次の章で3つの預金の活用方法をチェックしていきましょう。

3つの預金をフル活用して効率よくお金を貯めよう

なかなかお金が貯まらない…….という方がやりがちなのが、給料から生活費を使った後に、残ったお金を貯金する方法です。

余裕がある月はよいですが、月によっては税金が引かれたり、イベントがあったりで貯金分がなくなってしまうこともあるでしょう。

そのような不安定な貯蓄から卒業するために大切なのが、給料が入ったらすぐに貯蓄分をキープすることです。

しかし、自分で引き出して貯蓄用の口座に振り込むとなると手間も手数料もかかって非効率的。

そこで、前述で紹介した3つの預金をフル活用することで、手間いらずで効率よく貯蓄ができます。

では、3つの預金の活用方法をチェックしていきましょう。

普通預金でお金のやりくり

普通預金ならではの特徴は、引き出しや振り込み、引き落とし、受け取りなどの取引を自由にできることです。

その特徴は、家計のやりくりで活かすことができます。

例えば、給料の振り込みから、家賃や公共料金、クレジットカードの引き落としなどをなるべく同じ口座にしておくことで、一つの通帳で家計の流れがわかります。

また、銀行間のお金の移動をしなくて済むので手数料も削減可能。

家計簿をつけるのが苦手な方でも、1つの普通預金口座を家計用としてフル活用することで、家計の管理がしやすくなるでしょう。

定期預金で将来のお金をキープ

定期預金は、一定の期間お金を預けることができ、金利が高めであることから、将来の目的のために利用することがおすすめです。

例えば、1年後に友達との旅行を計画している場合に、入ったボーナスを定期預金に入れておくことで、費用をしっかりキープできるので安心です。

他にも、大きな買い物やイベントの費用などに備えて、お金があるうちに定期預金に入れておけば費用面の心配をする必要はありません。

このように、将来の目的のためにお金をキープしておきたい場合に、定期預金はとても便利です。

積み立て定期預金でコツコツ先取り貯蓄

積み立て定期預金は、毎月一定の金額を自動的に積み立てていけるため、将来のためにコツコツお金を貯めていくのに向いています。

例えば、今はおひとりさまでも将来のライフステージの変化に対応できるように、資金を貯めておくと、その時に費用面の心配をせずに変化の波に乗れます。

また、万が一病気になって入院や治療が必要になったときにも積み立て金が助けとなるでしょう。

このように、積み立て定期預金を上手に活用することで、無理なく将来の資金つくりができます。

3つの預金のフル活用まとめ

前述の3つの預金をフル活用すれば、より家計管理と貯蓄がラクになります。

また、ある程度貯金が貯まってきたら、金利の高い定期預金に移したり、投資信託にチャレンジするなど、運用の範囲を広げていくこともできるでしょう。

貯めながら増やすならネット銀行がおすすめ

2021年現在は超低金利時代で、銀行に預けて増やせるお金は微々たるものです。

しかし、そんな中でもネット銀行は、金利が高めであることが多く、通常の銀行よりもお金が増えやすい傾向にあります。

【ネット銀行と通常の銀行の金利比較】

※2021年現在

ネット銀行は、実店舗がないことがほとんどで、インターネット上で契約の手続きなどを行います。いつでもどこでも簡単に手続きや取引ができるメリットがありますが、不正利用などの不安から利用をしてこなかった方も多いことでしょう。

実際は、セキュリティや補償がしっかりしている銀行が多いので、不正利用や銀行の破綻などについては過剰に心配しなくても大丈夫です。

また、ネット銀行の中には、ポイントサービスを提供しているところがあり、給料振込や引き落としなどでポイントを貯めることもできるので、少しでも効率よくお得にお金を貯めたい方にはネット銀行はおすすめです。

【ネット銀行とそれぞれの金利】

※2021年現在

まとめ

給料の振り込みなどで銀行の普通預金を利用している方がほとんどでしょう。

実は、銀行にはさまざまな預金サービスがあります。

その中でも、定期預金と積み立て定期預金は、普通預金よりも金利が高めに設定されているため、貯蓄にとてもおすすめです。

特に、自分で貯金をするのが苦手な方は、給料振り込み後に一定の金額が自動で定期預金に積み立てられる「積み立て定期預金」を活用するとラクにお金を貯めていけるでしょう。

さらに、可能であればネット銀行を活用することで、より高金利で効率よく貯金ができます。

このように銀行の預金サービスをフル活用して将来の資金を先取り貯蓄しておくことで、ライフステージが変わったときにも費用面で行動に移せない……という状況を避けられます。

ぜひご自身のライフスタイルと照らし合わせながら預金サービスを吟味して活用してみてください。

文 / 小林 愛加