仕事&マネー 手数料と手間を削減!使っていない銀行口座の整理術

給料の振り込みでよく使う銀行口座は、活用の仕方によってはお金を効率よく管理・貯蓄ができるようになります。また、お金の流れを把握しやすいように、使わない口座は整理するのがおすすめ。

この記事では、使わない口座をそのままにしておくデメリットや口座の活用方法について解説しています。

銀行口座を活用できていますか?

口座はなぜ整理した方がよいのか?

銀行口座はもっていても基本的には損をするわけではないので、そのままでも問題はありません。しかし、複数の銀行口座がある、使わない口座があるなどのケースでは損をすることもあります。

まずは、それぞれのデメリットをチェックしておきましょう。

複数の口座をもっていることのデメリット

家計管理のために複数の銀行口座を使い分けている方もいることでしょう。

それは、とてもよい家計管理であるので、特に問題はありませんが、複数の口座を持っていて管理をせずにお金を分散させてしまうと、お金の動きが把握しにくくなります。

お金の動きが見えなくなってしまうと、いくら貯蓄できているかわからず、漠然としたお金の不安や散財につながることもあります。

使わない口座を解約しないでいると損をする?

学生時代や転職で作った口座などは、使わなくなったものもあるのではないでしょか?

使わない口座を解約するのは手続きが必要であることから、面倒でそのままにしてしまいがちです。

金融庁の調査では、預金者が名乗り出ず10年以上放置されている預金が毎年1,200億円以上あるとの結果が出ています。

そのような状況から、取引がない口座の残高を民間の公益活動に利用する法律ができました。

また、各銀行で長年取引のない口座への手数料を導入する動きも出ています。

では、使わない口座があると損をしてしまうのでしょうか?

休暇預金等活用法と口座維持手数料について以下でチェックしておきましょう。

◇ 残高が民間公益活動に使われることがある

2018年から始まった休暇預金等活用法により、2009年以降から10年以上取引がない預金を休暇預金とし、民間の公益活動に活かすことが認められました。

そのため、使っていない口座の残高が活動費として使われてしまうこともあり得ます。

では、使われたお金は戻ってこないのでしょうか?

休暇預金として残高を活用されても、窓口で手続きをすることで、本来あった残高分のお金を引き出すことができます。

また、残高が1万円以上の場合は、登録した住所に事前に通知がきます。

しかし、引っ越しをしていると通知が来ないため、いつのまにか休暇預金となっていることもあります。

休暇預金で損をすることはありませんが、長期間放置しておくと登録時の住所が変わったり、登録印鑑がなくなったりなどで手続きが面倒になることもあるため、使っていない口座は一度解約をして残高を現在使っている口座に移すことをおすすめします。

◇ 銀行によっては口座維持のための手数料をとることがある

銀行の口座は、長期間引き出しや預け入れがないと、「未利用口座管理手数料」がかかることがあります。

例えば、メガバンクの三菱UFJ銀行の場合は、最後の引き出しや預け入れなどの取引から2年間利用がない場合は、未利用口座とみなされ、年間1,200円(税抜)の手数料がかかります。

他にも、三井住友銀行やりそな銀行、セブン銀行、一部信用金庫、地方銀行でも未利用口座管理手数料の導入をしています。※2021年12月現在

お金を預けているだけで年間1,000円以上の手数料がとられてしまうのは、非常にもったいないため、2年以上利用していない口座は解約をして、現在使っている口座にまとめるとよいでしょう。

手数料と手間を削減する銀行口座整理術

銀行口座をフル活用してお金を増やして貯めよう!

銀行口座を整理する際に意識しておきたいポイントが「手数料と手間の削減」です。

一回分の手数料だけだと100円、200円と少額ですが、積み重なるとあっという間に万単位になってしまいます。

また、引き落としや振り込みなどは基本的にはATMや窓口に行って手続きが必要となるので、手間を削減することも大切です。

このような手数料と手間を削減することを踏まえた上での、おすすめの銀行口座整理術を紹介していきます。

1.給料振り込み口座に引き落とし関連をまとめる

会社員は必須といえる給料振込口座は、生活費用にすることがおすすめです。

生活費には、家賃や公共料金、クレジットカードなどの支払いが含まれ、それらは引き落としにしている方も多いことでしょう。

これらの引き落とし関連は給料振り込み口座にまとめておくことで、お金の移動の手数料と手間を削減できます。

また、一つの通帳で生活費や引き落としの履歴をチェックできるので、家計簿がわりにもなります。

2.貯蓄用はネット銀行で自動入金サービスを利用する

生活費用の口座は、お金の動きが多いため、別に貯蓄用の口座を持つようにしましょう。

貯蓄用の口座は、なるべく高金利で自動入金サービスが利用できるものがおすすめです。

2021年現在は、通常の銀行は金利が低く、貯金でお金が増えることは期待ができません。

そこで、貯蓄用として使いたいのが高金利のネット銀行です。

ネット銀行は、金利面で優れていることに加えて、手数料の無料回数が決められていることが多く、使いようによっては非常にお得になります。

また、出金以外の手続きは、ネットで完了できるので手間いらず。

自動入金サービスがあれば、給料振り込み口座から指定した金額を自動で移動してもらうことも可能です。

このように、ネット銀行は手数料も手間もかからず、総合的にお得なため、貯蓄用としてとても適しています。

3.貯蓄の一部を投資信託口座へ

最近は、NISAなど初心者でも始めやすい投資信託が人気を集めています。

NISAは500円などの少額から投資ができることから、貯蓄の一部を投資に回すことでより効率よく将来の資金作りができます。

NISAをはじめるには投資信託口座とNISA口座の開設が必要です。

投資信託口座とNISA口座は、メガバンクやネット銀行、信用金庫などの各銀行で取り扱っています。

銀行の金利が低く、運用性に欠ける現在、ぜひ投資デビューをして賢くお金を貯めて増やしていきましょう。

まとめ

銀行口座は上手に活用をすれば家計簿のようにお金の動きを把握でき、効率よくお金を管理・貯蓄できます。

今すでに2つ、3つの銀行口座を持っている方はぜひ活用術を参考に整理してみてください。

また、眠っている口座は、手数料がかかる可能性もあるため、早めに解約の手続きをすることをおすすめします。

文 / 小林 愛加