仕事&マネー 今さら聞けない定期預金のしくみと種類、活用方法を詳しく解説

銀行には、普通預金をはじめ、さまざまな預金サービスがあります。その中の「定期預金」は、着実に貯蓄をするのに向いています。

では、そもそも定期預金とはどのような種類があり、どのようなケースで活用できるのでしょうか?

この記事では、定期預金の種類や特徴、活用方法、注意点などを詳しく解説しています。

定期預金を利用すれば夢が実現できるかも♪

定期預金の特徴としくみ

まずは、定期預金の特徴としくみについてみていきましょう。

定期預金とは?

定期預金とは、一定の期間、お金を預けることを前提とした銀行預金サービスです。

普通預金は、給料振り込み先などで使われることが多く、引き出しや振り込みなどを自由に利用することができます。

対して、定期預金は、1か月・3か月・6か月・1年・3年・10年など、契約した期間は、原則的には引き出しができません。

万が一、お金を引き出したいときには、基本的には解約をすることになります。

定期預金には、このような縛りがありますが、普通預金よりも金利が高く、貯蓄性があるため、将来の資金つくりや、旅行などのイベント費用などを備えておくのに適しています。

定期預金のしくみ

定期預金として預けたお金は、各銀行で設定している金利で運用がされます。

2021年現在の金利は、銀行によって差がありますが、0.002%~0.25%程度。預金期間が長ければ長いほど、預け入れ金額が高ければ高いほど、金利は上がるようになっています。

また、金利には「固定金利」と「変動金利」の2種類があり、どちらかによってもお金の増え方が変わってきます。

定期預金の種類

定期預金にはいくつか種類あり、それぞれ活用方法が異なります。

一つ一つチェックしながらご自身に合った定期預金をピックアップしてみましょう。

定期預金

定期預金は、一定の期間、一定の金額を預け入れる預金サービスです。

預け入れ期間は、銀行によって違いはありますが、1か月~最長10年程度で、金額は1円からOK。

金利は、契約時の金利が続く固定金利で、普通預金よりも高めに設定されていることがほとんどです。

また、原則的には途中引き出しができず、引き出しをしたい場合は、解約をするようになります。

このような縛りがあることから、まとまったお金を一定の期間キープしておきたいときなどに定期預金の利用はおすすめです。

変動金利定期預金

変動金利定期預金は、銀行によって決められた期間ごとに金利が変動する定期預金です。

情勢によって金利は変わるため、金利が高い時期もあれば、低い時期もあります。

契約時の金利が低い場合などには、変動金利定期預金にすることで、金利の上昇が期待できるでしょう。

預け入れ期間は、一般的には1~3年程度で、1円から預け入れが可能です。

期日指定定期預金

期日指定定期預金は、お金を1年間預け入れた後に、満期日を自分で指定ができる定期預金です。

預け入れ期間は、一般的には最長3年で、1円から預け入れが可能です。

金利は、契約時の金利が続く固定金利で、普通預金よりは高めに設定されています。

なお、利息は1年毎に複利計算されるため、預け入れ期間が長いほど受け取り利息が多くなります。

そのため、満期日になるべく多くの利息を得たい方に向いているでしょう。

複利のしくみはこちらの記事でチェック

大口定期預金

大口定期預金は、1,000万円以上の高額の預け入れができる定期預金です。

預け入れ期間は、銀行によって多少の違いはありますが、1か月~最長10年程度のことがほとんどです。

金利は、通常の定期預金よりも高めに設定されており、預け入れ期間が長ければ長いほど、金額が高ければ高いほど金利は高くなります。

そのため、保険金や贈与金の受け取りなどで高額の収入があった際などに、大口定期預金の利用はおすすめです。

ただし、万が一銀行が破綻をしたときに預金保険制度で守られるのは1,000万円までのため、預け入れ期間は慎重に決める必要があります。

また、銀行によっては元本保証がある場合もあるので、利用の際には契約前にチェックするようにしましょう。

積み立て定期預金

積み立て定期預金は、毎月一定の金額を積み立てる定期預金です。

預け入れ期間は、銀行によって異なりますが、一般的には6か月~5年程度となっています。

金利は普通預金よりも高めであることが多く、契約時の金利がずっと続く固定金利です。

積み立て定期預金は、毎月、設定した金額が普通預金から定期預金口座へ自動的に振り込まれるしくみとなっていることから、将来の資金をコツコツ貯めたい方に向いています。

定期預金の注意点

定期預金は、金利が高く、元本割れの心配がない貯蓄に適した預金サービスですが、いくつか注意点もあるので、契約前に確認しておきましょう。

途中引き出しができない

定期預金を契約する前に必ず知っておきたいのが、途中引き出しができないことです。

普通預金は、いつでも自由に引き出しができますが、定期預金は引き出しするには解約をしなければなりません。

銀行によっては、全額解約ではなく、一部解約ができるケースもありますが、解約した分の金利が低くなる可能性があります。

解約でもったいないことにならないように、定期預金を契約するときには、家計に無理がない金額と期間を設定するようにしましょう。

途中解約は金利が下がる

定期預金を満期を迎える前に解約する場合は、定期預金の金利よりも低い金利となることがほとんどです。

例えば、楽天銀行の3年定期預金を2年目で途中解約する場合は、中途解約利率により「0.02%×10%」が適用され、解約時の金利は0.002%に下がります。

このように、各銀行では預け入れ期間に応じた中途解約利率が決められており、普通預金と比較して低い方の利率が適用となります。

特に、長期間で高額の金額を預けている場合は、非常にもったいないため、やはり契約時には家計に無理がないような預け入れ期間と金額を設定することが大切です。

定期預金の銀行を選ぶときのポイント

メガバンクでもネット銀行でも定期預金を扱っています。最後に、定期預金用の銀行を選ぶポイントについてみていきましょう。

目的に合った預け入れ期間がある

定期預金は、預け入れ期間を定めて契約をします。その際に、意識したいのが「いつ何にお金を使いたいのか」です。

例えば、3年後に友達と海外旅行を計画していて、それまでにお金をしっかりと貯めたい場合には、その時期に合わせて期間を選びます。

もし、期間設定を間違えて、目的のためにお金を引き出したいときに、まだ満期を迎えていないと、途中解約となってしまうので注意が必要です。

定期預金を契約する前に、目的に合った期間があるのか、必ず確認するようにしましょう。

金利が高い

定期預金の金利は高めの傾向にありますが、これも銀行によって異なります。

例えば、メガバンクの定期預金の金利は、2021年12月現在はほとんどが0.002%です。

※2021年12月現在

対して、ネット銀行の定期預金の金利は、0.01%~0.2%程度と、メガバンクよりも高くなっています。

※2021年12月現在

このように銀行によって金利の高さが異なるので、使い勝手に加えて金利が高い銀行を選ぶとよいでしょう。

文 / 小林 愛加