仕事&マネー 運用としても使える!若い時から介護費用を準備する方法

若いうちから老後資金、特に介護費用は準備しておきたいものです。ただ、今後どうなるか分からないなか、資金が固まってしまうのは心配です。臨機応変に使えるようにしておきながら、早めに介護費用を準備する方法をご紹介します。

早めの準備が大切なんです

介護費用はどのぐらいかかる?

介護費用には、介護保険の適用で原則1割負担となります。ただ、老人ホーム等に入居すれば、入居にかかる費用、食費等は原則自己負担となります。

老人ホームには、介護保険の指定を受けている『とくよう(特別養護老人ホーム)』『ろうけん(介護老人保健施設)』と呼ばれるような公的老人ホームと、k民間が運営する有料老人ホームがあります。

公的老人ホームは一時金不要で費用が安く済むものの入居条件が厳しくなっています。一方、民間老人ホームは費用が高くなりますが公的老人ホームに比べると入りやすく、費用は高くなるほど施設やサービスは充実したものとなります。

民間老人ホームに入るとすると一時金として0~数百万円程度かかります。月額利用料は公的老人ホームなら月額8~13万円程度、民間老人ホームは月額10~20万円となります。

生命保険文化センターの調査では介護期間に平均4年7か月かかっており、月額15万円自己負担があるとすると約825万円かかることになり、さらに長引けばもっとかかることになります。

上記のグラフは、年代別の要支援・要介護認定者の割合です。

64歳以下では0.4%しかいませんが、70代後半から12.6%と10人中1人が要支援、要介護の状態となり、年代が上がるほどその割合は上がっていき、85歳以上では59.3%と2人に1人が要支援、要介護状態となっていることが分かります。

これから結婚するしないに関わらずこの費用は準備しておく必要がありますが、特に、万が一結婚せずに頼る人がいないときにも備えて、介護費用のための準備しておくことがおすすめです。

(参考)介護にはどれくらいの年数・費用がかかる?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター (jili.or.jp)

介護費用はどうやって準備する?

もしものときの介護費用を介護保険で用意するという手があります。

ただ、介護費用のための保険といっても、まだ若く介護になるかどうか分からず、また結婚するとなればその費用の方が先に必要になってきます。

そのため、介護保険でも以下のように介護とならなかったときは解約返戻金または死亡保険金で資金が返ってくる終身保険がおすすめです。一定期間過ぎれば、解約しても解約返戻金が返ってきます。解約せずに介護となったときには年金形式や一時金で受取とれる保障が生涯続きます。解約返戻金は元本を割り込んでしまうことがありますが、払込期間が短いと元本を上回ることもあります。なお、終身の中には支払保険料が安くなる低解約返戻金型というのがありますが、解約返戻金は元本が割れるまたはほとんど返ってこないため注意が必要です。

ソニー生命・終身介護保障保険(5年毎利差配当付)

要介護2以上で、介護一時金(1回のみ)、介護年金が受け取れます。

解約返戻金は10年後から概ね85%前後返ってきます。保険会社による運用がうまくいけば5年毎に配当が受け取れます。

大同生命・終身介護保障保険(短期払込プラン)

認知症、要介護1以上で介護給付金、要介護3以上で介護保険金が受け取れます。

一時払いなら30年後に元本を上回る解約返戻金が受け取れますが、29年目までは解約すると解約返戻金がゼロとなります。

東京海上日動あんしん生命・あんしんねんきん介護R

要介護2以上になったとき、10年間の介護年金が受け取れます。

契約年齢が20~50歳の場合で70歳のときに介護年金の受取りがなければ、払込保険料が全額返還されます。また、70歳以降継続するなら契約時の若いときに算定された安い支払保険料で掛け捨ての介護保険に加入することができます。例えば、年金額30万円、認知症一時金100万円、介護一時金100万円のプランで、35歳のときに加入すれば月額9,330の終身払い保険料ですが、60歳に加入すると月額25,010円の終身払い保険料となります。

豊かな老後のために早めに準備を

若いうちに準備しておかないと、老後になってからお金がないと選択肢が少なくなってしまいます。豊かな老後を送るために、若いうちからの準備が大切です。ただし、今の生活がもっとも優先順位は高いので、今の生活に無理のないよう、できるだけ臨機応変に使えるようにしておくことも必要でしょう。

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文/大堀貴子
フリーライターとしてマネージャンルの記事を得意とする。おおほりFP事務所代表、CFP認定者、第Ⅰ種証券外務員。@DIMEでは主に投資関連の記事を執筆中。