仕事&マネー 投資で強い心を手に入れる!【5年で資産10倍のスゴ腕投資家のアドバイス①】

こんにちは、個人投資家でファイナンシャルプランナーの藤川里絵です。

私はもともと数字は苦手で投資なんて考えたこともありませんでしたが、将来への不安から一念発起。勉強して資産運用を始め、5年で資産を10倍にしました!

今回は、株を始めたものの困っている方の悩みにおこたえします。どうぞ、投資未経験の方も参考にしてくださいね。  

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Aさん( 34歳・出版社勤務)からの相談です。

3ヶ月くらい前にスマホ証券で株を始めました。まず、某運送会社と某美容・健康器具メーカーの株を、それぞれ5万円ずつ、10万円分購入。すると、どんどん値が下がって、今、8万円です……。売ろうと思っていたラインは超えて、2万円も損しています(涙)。でも「すぐに使うお金じゃないし、このままでいっか。いつか上がるかもしれないし」と思っています。これ、手放したほうがいいのでしょうか?

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いつか上がるかも…と思ってしまうのはダメ?

売ろうと決めた額より下がっているのに「このままでいっか…」は「塩漬け」(※)の始まりです。ズルズルと塩漬けにしないためにも、どうぞ潔く手放してください。
(※塩漬け…値下がりした株式を、損切り〈これ以上損しないために、買った時より安く売ること〉するでもなく買い増すでもなく、そのまま持ち続けること。)

勝つためには経営者の目線を磨くべし

誰しも、損するのは嫌ですよね。損をした状態で株を売ることを「損切り」と言います。損切りは損を確定することになりますから、売らなければ損はせず「いつか上がるかも」という夢もあります。でも、これではいつまでも勝てる投資家になれないうえに、マインドが投資家向きではありません。

勝てる投資家に必要なのは、経営者のような目線と強い心です。自分で会社を経営しているとして、赤字を垂れ流しているものをそのままにしますか? それとも、赤字のもとをスパッと切って、他のビジネスに挑戦しますか? 同じ1年を過ごすなら、どちらがいいでしょう。答えは後者ですよね。

勝てる投資家であるためにも、株の売買をするなら、守りたい2つの基本があります。

1 売るときは、どうしてこの株を買ったのか理由を思い出す。その理由が崩れているなら、損切りする。

2 買う前から、下がっても上がっても「ここで売る」と、最初に自分で決めたラインで売る。「もっと上がるかも」などと、欲を出さない。

損切りをする際は、今後に生かすためにも、1の理由をちゃんと振り返りましょう。Aさんは過去の業績を調べて、わずかではあるけど確実に伸びているからという理由でこの会社の株を購入したそうです。

成長率を見ることは重要です。この会社の成長率を見ると、6年ほど前にとても大きく業績が伸びています。ただここ数年は、そのときと比べると成長はわずかで、この点が株価が下がっている理由だと考えられます。

成長銘柄を見極める2つのポイント

投資家たるもの、これからグンと上がりそうな株を見極められるようになりたいですよね。その基本的なポイントを抑えておきましょう。

銘柄の成長率をチェック

まず、世間の評判とか話題性とかよりも、その銘柄がちゃんと伸びているか成長率を見ます。この時、おすすめのウェブサイトの一つが、無料で使えるポータルサイトの「Kabutan」です。

参考にするものの一つは「決算」です。過去5年でもいいので、さかのぼって「売上高」と「営業益」を見ていきます。2020年4月の数値は、新型コロナウィルスの影響で下がっている企業も多いです。それゆえ、2020年から2021年の間がものすごく伸びている場合もあります。なので、5年分くらいをチェックするとよいでしょう。

チャートで右肩上がりの株を選ぶ

もう一つは「株価チャート」を見ます。これは、1日、1週間、1ヶ月などといった期間の株価をグラフ化したものです。期間はどれでもOKですが、おすすめは週足(しゅうあし)です。チャートをパッと見て、下がっているものは買いません。右肩下がりの株を買うのは、下りのエスカレーターに乗るようなもの。必ず、上がっている「上方トレンド」を選びます。

チャートが下がっているのに買ってしまう心理として「今買えばおトク!?」というのがあります。高い時は買えないけれど、今なら買える。バーゲンセールのように感じてしまうのです。

また、過去にV字回復しているチャートを見て「(今は下がっているけれど)また回復するかも」と思うのも、ちょっと危険。ごくたまに、買ってから株価が回復することがありますが、それは稀です。同じように、塩漬けからV字回復して勝つパターンもありますが、これは厄介な成功体験といえます。

投資は、お金を増やしながら、そこから多くを学び自分自身の成長につなげることができます。そのためには、どんどん売買して、経験を積みましょう!

初心者にありがちなのが、自分の買った銘柄しか見ていないこと。上場している会社は、全部で3700ほどあります。他にもいっぱいあるのですから、これと決めつけ過ぎず、保有している銘柄以外にも、日頃から5〜10個くらいウォッチする銘柄があるといいですよ。そして、決めたラインより下がったなら損切りしましょう。

藤川里絵  
個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー 
https://kilioffice.com/riefujikawa/

2010年より株式投資を始め、主に四季報を使かった投資方法で、5年で資産を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を、日本中の(とくに数字オンチの)人に広めるため、講演活動、パーソナルトレーニングと多岐に活動中。著書に『数字おんちもへっちゃら! 文系女子の分かる! 株の本』(ごきげんビジネス出版)『月収15万円からの株入門 数字オンチのわたしが5年で資産を10倍にした方法』(扶桑社)他。 2022年3月には新著『世界一楽しい四季報の読み方』(SBクリエイティブ)を発売予定。

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