仕事&マネー 働く女性が知っておきたい為替の超基本のき

直接現金でやり取りをせずにお金の取引きをする為替は、わたしたちの生活の中では欠かせないものです。

例えば、銀行を通して他者に送金をしたり、公共料金の支払いをしたり、という取引きも為替の一種です。また、クレジットカード決済も、クレジットカード会社を通して販売会社にお金が支払われることから為替の内に入ります。

このように、わたしたちの生活の中で為替というお金の取引は頻繁に行われています。

しかし、実際に、為替という言葉を聞いたことがあっても、詳しいしくみを知らいない、という方も多いことでしょう。

この記事では、為替の特徴やしくみ、円高・円安、為替レートなど為替の超基本となる知識について解説しています。

特に、投資信託に興味がある方や、海外旅行が好きな方、海外の通販を利用する方などは、お得に上手にお金と付き合っていくためにも為替の基本はおさえておきましょう。

言葉は耳にしたことがあるけれど…為替ってなんだろう?

そもそも為替ってなに?

まずは、為替の特徴やしくみについてみていきましょう。

為替とは

為替とは、直接現金を使わずに、お金を支払ったり、受け取ったりする決済のしくみのことをいいます。

例えば、海外旅行に行くときに、大金を現金で持ち歩くのは、盗難などに合う可能性があり、とても危険です。そのため、多くの方は必要最低限の現金だけ持って、基本的にはクレジットカードで決済をするでしょう。

クレジットカード決済にすると、カードで支払った後に、クレジットカード会社を通して、販売元にお金が入金されます。

このときには、直接の現金のやり取りはないため為替の取引きとなります。その他にも、インターネットで商品を購入した際や、銀行口座引き落としで公共料金の支払いをした際なども同様です。

このように、わたしたちの生活の中では、多くの為替取引きがされており、現金の持ち歩きやお金のやり取りによるトラブルから守られています。

為替のしくみ

為替は、国内で取引きがされる国内為替と、外国と取引がされる外国為替があります。次は、それぞれ特徴としくみをチェックしていきましょう。

◇ 内国為替とは

内国為替とは、日本国内の企業や個人の間で現金を使わずにお金を取引きすることをいいます。

身近な内国為替の一つが「郵便為替」です。

例えば、入学のお祝いを親戚に送るために郵便為替を利用したい場合には、送金金額と手数料を郵便局に支払い、普通為替証書を受け取ります。

その証書を、送金相手に送ることで、相手は郵便局で現金に換えられます。

このお金の送金は、直接現金のやり取りが発生していないため、国内為替に当たります。

他にも、企業間でのお金のやり取りを銀行を通して行うことも国内為替であり、法人ではよく利用されています。

◇ 外国為替とは

外国為替とは、日本国外の国とのお金の取引きのことをいいます。

企業間はもちろんのこと、個人でも、海外旅行でクレジットカード決済をしたり、海外の通販サイトでショッピングをしたりすることは、外国為替の取引きに当たります。

また、外国為替では、通貨の交換が行われます。

例えば、海外旅行で食事をした際に、クレジットカード決済をすると、クレジットカード会社が現地の通貨でお金を立て替えます。

そして、後日、海外でクレジットカード決済した分の金額が、日本円に換算され登録口座から引き落とされます。

このように、外国為替では、お金の取引きに加えて通貨の交換も行われることを覚えておきましょう。

円高・円安とは?為替レートについても知っておこう

為替の話しに欠かせないのが「円高・円安」と「為替レート」です。

言葉は聞いたことがあるけれど、実際にはどのようなしくみなのか知らない方も多いのではないでしょうか。

円高・円安・為替レートは、特に投資や海外旅行をする方は知らないと損をしてしまう可能性もあるので、ここで基本を理解しておきましょう。

言葉は耳にしたことがあるけれど……為替ってなんだろう?

円高とは

円高とは、円の価値が高くなったことを指します。

例えば、1ドル=100円が、1ドル=80円となった場合は、円高になったといえます。

円の価格が安くなっていることから円安と思ってしまいがちですが、上記の例えの場合は、今までは、100円を払って1ドルを買っていたのが、80円で1ドルを買えるようになったので、円の価値が高くなったのです。

このように、他の国の通貨を円でいくらで買えるようになったのか、を考えると円高したのか、円安したのかがわかりやすいでしょう。

円安とは

円安とは、円の価値が低くなったことを指します。

前述の円高の例えとは逆に、1ドル=100円が、1ドル=120円となった場合は、円安と判断できます。

今まで、100円で1ドルを買えていたのに、120円に値上がりしていることから、円の価値が低くなったことがわかります。

この場合も、円の値段が高くなっているので円高と勘違いしやすいので、「他の通貨を円でいくらで買えるのか」を基準にして、円高なのか、円安なのかを判断するとよいでしょう。

為替レートとは

為替レートは、外国為替の取引きにおいて、どれくらいの比率で、他の国の通貨を円に交換できるかを示したものです。

前述でみてきた円高・円安がまさに、為替レートに当たります。例えば、1ドル=100円の為替レートが、1ドル=90円となれば円高となります。このような通貨の交換比率を為替レートといい、それは常に変動しています。

では、この為替レートは何を基準に変動するのでしょうか。世の中の商売は、需要と供給で成り立っています。欲しい人が多いのに対して、供給が少ないものは価値が高くなります。

例えば、抽選でしか手に入らない人気歌手のグッズがネットのフリマサイトで高額で販売されていることがあります。

これも、欲しい人が多いのに対して、供給が少ないために、そのグッズの価値が高くなっていることを表しています。

通貨も同様で、需要と供給によって価値が決まります。

円を買いたい人が多く、円を売る人が少ない場合は、円の価値が高くなり、円高になります。

反対に、円を買いたい人よりも、円を売りたい人の方が多い場合は、円の価値が低くなり円安となるのです。

このような通貨の需要と供給は、海外旅行や輸入・輸出、外国株式の購入、FX、外貨預金などによる取引きの状況によって変動しています。

為替レートの変動で損するケース

為替レートは日々変動をしており、売買のタイミングによっては損をしてしまうことがあります。

例えば、100円で買ったドルを、為替レートが1ドル=80円の時に売ってしまうと、20円損してしまうことになります。

1ドルでは20円程度の損失で済みますが、企業が数億円単位で取引をしていれば、その分、損失も大きくなります。

為替レートの変動で得するケース

為替レートの変動によって利益を得られるケースもあります。

例えば、為替レートが1ドル=100円のときに20ドル買って、1ドル=130円のときに20ドルを売ったとすると、600円の利益を得られます。

さらに、投資や輸入・輸出事業において高額の売買をする場合には、利益も金額に応じて大きくなります。

まとめ

超低金利時代の昨今は、銀行にお金を預けていても利益が出ないことがほとんどのため、個人で投信信託にトライする方や外貨建て保険、外貨預金などを利用する方が増えています。

そのような方は特に、為替の基本的なしくみを知らないでいると、損をしてしまうこともあるため、為替の基本的なしくみを理解しておくことは必須といえるでしょう。

また、海外旅行や海外の通販でのショッピングなどでも為替や円高・円安の知識があることで、お得に買い物ができます。

世の中のお金の流れを知り、お得に上手に付き合っていけるように、為替の変動などをぜひチェックしてみてください。

文 / 小林 愛加