仕事&マネー 【マネーお悩み相談室】37歳独身、同世代の友人がマンションを購入し羨ましくなりました。私でも家を買えますか?

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの福永涼子です(オンライン個別相談も実施中です。詳しくはこちら)。

日々、あらゆるお金の相談を個別にお受けしているのですが、特に30代後半~40代の独身女性のお客様から「自分の家が欲しいのですが、私でも買えますか?」という住宅購入についてのご相談が増えてきています。

家を買うなんて夢のまた夢と思われている読者のみなさんもいらっしゃるかもしれませんが、果たして本当に手が届かないものなのでしょうか?

B子さんのご相談を例に見ていきましょう。

37歳独身、会社員で年収は400万円、貯金は250万円。
横浜在住で賃貸マンション(家賃月7.5万円)に1人暮らし。
友人が最近マンションを購入して「とても快適!」と聞き、自分の家が欲しくなった。

B子さん「友人の話から家を買うことに興味を持ち始めました。今のところ結婚の予定も無く、この先も独身で過ごすなら賃貸で住み続けるより買った方が良いのではないかな?と思っています。」

FP福永「住まいは賃貸か購入だとどちらが良いか?についての話は、よくあるご相談のひとつです。まずはそれぞれのメリット・デメリットを確認した上で判断したいですね。」

「賃貸」と「購入」それぞれのメリット・デメリット

今後のライフプランも含めて自分にとってどちらがより適しているかを、まずはしっかりと考えてみましょう。将来どのような暮らしを望んでいるのか?をイメージすることが大切です。

生涯独身で過ごす可能性がある場合、資金面からの検討だけでなく老後の暮らしも見据えて考える必要があります。賃貸の場合は、老後の収入に見合う家賃の家に引っ越すことが気軽にできますが、年齢を重ねるにつれて契約更新や新たな家を借りるのが難しくなるケースも少なくありません。また、年齢に合わせたリフォーム等も自由にならない点も覚えておきたいです。

購入の場合は、家が資産になるということでの老後の安心材料はいくつかあります。そのひとつがリバースモーゲージです。自宅を担保に生活資金を借入れできる制度で、自分の家に住み続けながら借入人に万一のことがあった時には担保の不動産を処分して借入金を返済するという仕組みです。

また、いずれ家を売却して高齢者施設入居の一時金に充てるという選択肢もありますが、その場合は将来売れる物件を探すという視点も必要になってきます。

B子さん「将来の自分を考えると家を買う方が良い気がしてきました。ところで、実際に家を買う時ってどれくらいお金が必要ですか?私の今の収入と貯金でも買えそうですか?」

FP福永住宅購入は人生の三大支出のひとつと言われるくらい、大きなお買い物です。なので、たいていの方が住宅ローンを組んで金融機関からお金を借りて購入しますが、場所、広さ、新築か中古か、一軒家かマンションかなど、条件によってかかるお金も変わってきます。B子さんはどのような家を買いたいと思われていますか?」

B子さん「場所は住み慣れた横浜で、できれば新築マンションで1LDKか2DKが理想です。」

FP福永「なるほど、ある程度イメージはできているのですね。ではB子さんのマイホーム取得の夢を叶えるために知っておきたいことを順番に、まずは確認していきましょう。」

マイホームがあると安心感はあるけれど…資金は大丈夫?

住宅購入資金は将来必要になるお金とは分けて考える

人生の三大支出として挙げられる項目として、「住宅購入資金」のほかに「教育資金」「老後資金」が挙げられます。中でも、誰もが老後を迎えた時に必要になる「老後資金」は別枠で貯めておきたいお金です。

今ある預貯金や収入から充てることができる全てのお金を住宅資金に使うのはNG。今後のライフプラン、キャリアプランを今一度考えた上で、計画を立てていくことが重要です。

家計に見合った住宅ローン返済額とは?

FP福永「B子さんは、毎月いくらか住宅購入のための貯蓄をしていますか?」

B子さん「いえ、特にはしていません。」

FP福永「それだと、毎月のローン返済額は現在の家賃75,000円より少ない金額に抑えて考えたいですね。」

特に住宅資金用としての毎月の貯蓄が無い場合、今の家賃と同額のローン返済で考えるのは危険です。

それは、住宅購入後にかかる固定支出として、固定資産税・都市計画税といった税金、火災保険料、マンションの場合は管理費・修繕積立金などがあるからです。また、今より床面積が広くなれば、水道光熱費も増える傾向にあります。

これらの費用が毎月のローン返済額に上乗せされることを覚えておきましょう。

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