仕事&マネー 【脱貧困!】使う予定のない400万円の定期預金。年金保険に預け替えしたらお得になる?

お金に苦労せず、幸せに生きていくことを目指す【脱貧困診断】。今回の相談は、田村カナさん(仮名・不動産会社勤務・35歳)からの質問です。

「35歳会社員です。お給料からの自動積立定期預金が400万円になりました。銀行から“自動積立は金利が0,01%と低くてもったいないから使う予定がないなら年金保険にしたら”と勧められました。

税金控除だけでも、年に4%の利益が出て、金利は現在2,5%(最低1.5%)だという話でした。確かに、すぐに使う予定はありません。
 
でも、年金保険にすると、10年は解約できないとか……。使いたいときに解約することになって目減りするのでは、意味がないと思って……。どういう状態なら、年金保険にしてもメリットがありますか。また、注意点はありますか」

使う予定のない、まとまった額のお金。預け替えしたほうがお得でしょうか?森井じゅんさんに伺ってみましょう。

☆☆☆

ところで「年金保険」って何?

すぐに使う予定がないお金を年金保険に、と考えていらっしゃるんですね。

まず、銀行の方から勧められたという個人年金保険についてご説明します。

個人年金保険は、ざっくりと言えば、老後に備える貯蓄性の保険です。国民年金や厚生年金だけでは不安、という方が老後資金のために加入することが多いものです。

生命保険会社や損害保険会社、郵便局や銀行、証券会社など、さまざまな機関で取り扱っており、また、さまざまな個人年金保険が販売されています。

基本的に個人年金保険は、一定の年齢から一定期間、もしくは一生涯、一定の金額を受け取ることができる保険です。

そして、個人年金保険の多くは、所得税の生命保険料控除のうち「個人年金保険料控除」を受けることができるように設計されているものが多いです。具体的には、60歳以降を受取開始年齢、受取期間を10年以上という形です。

個人年金保険のメリットは?

個人年金保険のメリットは商品の種類や特約にもよりますが、預貯金で積み立てていくよりも、将来的に受け取ることのできる金額が大きくなる可能性があることでしょう。

金利は現在2.5%(最低1.5%)だという説明を受けたとのことですね。

保険会社の予定利率の計算要素は様々なので省略しますが、利率で表示された額は支払った保険料に対する利回りとは限りません。

つまり、支払った保険料に対する実質利回りはもっと小さい可能性があります。単純に金利〇%と聞いてお得、と判断するのではなく、利率が具体的にどのような利率なのか、何より、いくら受け取ることができるのかしっかり確認しましょう。

「貯蓄型」といっても、簡単にお金を引き出したりできませんので注意が必要です。個人年金保険も途中で解約することが可能ですが、途中解約した場合には元本割れすることも少なくありません。

1 2