仕事&マネー 【脱貧困!】「医療費控除ってなんですか?」確定申告初心者講座

医療費となるものと、ならないものの境界線はどこ?

間違えやすい例をご紹介しますね。

「インフルエンザの予防接種は病院などで受けるので医療費控除の対象になる」と勘違いしている人も多いです。○○の予防接種、というものはその名の通り「予防」です。医療費控除の対象にはなりません。

状況によって、医療費控除の対象になる場合とならない場合があり、分かりにくいのが健康診断や人間ドックです。

健康診断や人間ドックは基本的に治療ではないため、医療費控除の対象外です。しかし、もし、健康診断や人間ドックで重要な疾患がみつかり、その後疾患の治療を行なう場合には、健康診断や人間ドックの費用も医療費控除の対象になります。

健康診断や人間ドックで何も問題が見つからなかった場合、健康は嬉しいですが、残念ながら医療費控除の対象にはなりません。

また、高額になりがちな歯科治療も少しわかりにくいところです。
たとえば、子どもの成長を阻害しないように行なう歯列矯正や、大人でも咀嚼に問題がある場合に治療目的で行なわれる歯列矯正も医療費控除の対象となります。しかし、歯並びをよくしたい、という美容目的の歯列矯正は対象になりません。

さらに、視力回復を目的としたレーシック手術は医療費控除の対象になりますが、眼科で処方されるメガネやコンタクトレンズは医療費控除の対象になりません。視力を回復させる治療ではないからです。

最後に勘違いしやすいのが交通費です。治療のために病院に行くため、電車やバスなどの公共交通機関を利用した場合には控除対象の医療費に含めることができます。症状によってはタクシー代も対象となるケースがあります。

一方、自家用車による通院ではガソリン代や駐車場代は対象にならないのでご注意ください。

医療費がかからなかった1年は、ありがたいものです。

賢人のまとめ

医療費控除が受けられるのは、年末調整ではなく確定申告です。目安は10万円を超えたもの。コンビニやドラッグストアで購入した医薬品も「治療」目的であれば、範囲となる場合が。ただし「予防」と「美容」目的なら適用されません。

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