仕事&マネー 30歳でマンションを購入したアラフォーが繰り上げ返済を賢く利用するコツは?

繰り上げ返済できる額と手数料は?

そして、繰り上げ返済を考えたときに気になるのが、「いくらあれば繰り上げ返済ができるのか」と「手数料はどれくらいかかるのか」でしょう。

私が相談を受ける中でも、たくさん貯金をしてからでないと繰り上げ返済はできないと考えている人の割合が多いです。確かに以前は、繰り上げ返済は100万円から、といったような金融機関も多く存在しました。しかし現在ではネット銀行をはじめとして、1円から繰り上げ返済ができるところも出てきています。

また、手数料についてはネット上で一部繰り上げ返済を行なう場合、ネット銀行や大手金融機関でも手数料がかからないところが増えています。全体として繰り上げ返済のハードルは下がってきていますね。いずれにしても、ご自身のご利用の金融機関について確認してみてください。

繰り上げ返済よりも増額返済がお得?

安定した収入がある方であれば、毎月コンスタントに繰り上げ返済を行なうことも考えるかもしれません。この場合には、繰り上げ返済ではなく、それ以上に効果の高い「返済額を増額する」という方法があります。

例えば、1年で24万円貯めて繰り上げ返済をするよりも、月2万円を増額返済することで、より早く元金部分を減らすことができます。それにより、まとめて繰り上げ返済をするよりも、大きな利息軽減の効果が得られます。増額返済を受け付けていない金融機関もありますので、ご利用の金融機関で確認してみてください。

繰り返しになりますが、繰り上げ返済や増額返済の最大のメリットは利息負担の軽減です。これは金利が高ければ高いほど効果も絶大です。しかし、今の住宅ローン金利は昔よりも大幅に低いものになっています。現在の金利を考えてみると、必ずしも繰り上げ返済が最優先とは考えられないとも言えます。前回お話した住宅ローン控除との比較はもちろん、資産運用をしたいと考えている場合などもこれにあたります。

繰り上げ返済による利息負担の軽減よりも、資産運用等による利益の方が大きければ、繰り上げ返済は後回しにしてもよいでしょう。ただ、資産運用といっても様々ですし、リターンを求めればリスクもあるので注意が必要です。

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