仕事&マネー 40歳独身、相続税のことが不安…両親の家や財産をもらう場合、相続税っていくらかかるの?<相続税の基本のキ>

相続税の計算法

法定相続人の数は、相続税の計算上も大変重要になります。上記で、「相続が一定額を超える場合、申告・納税が必要になる」ということを説明しました。では、「税金のかからない範囲」とは果たしていくらでしょうか。

相続税の計算は、「基礎控除額」と「生命保険料・死亡退職金の非課税限度額」が大きく影響します。そして、相続税のかからない範囲とは、法定相続人の数により変わってきます。ちなみに、法定相続人は配偶者と子です。子がいなければ父母、父母も既に亡くなっていれば兄弟姉妹、兄弟姉妹が既に亡くなっていれば甥姪といった順番で決まります。

そして、基礎控除額は3000万円+600万円×法定相続人の数で計算します。一方、生命保険料・死亡退職金の非課税限度額の計算法は、それぞれ500万円×法定相続人の数です。

相談者さんのケースで相続税のかからない範囲とは?

では、相談者さんのケースで考えてみましょう。

お父様の亡くなった後の相続について考えていらっしゃるようですので、そのケースを想定して計算してみましょう。

相談者さん想定のケースでは、お父様の配偶者であるお母様の他、子である相談者さんと弟さんの3人が法定相続人になります。ちなみに弟さんの子ども、つまり孫はこの場合法定相続人ではありません。

この法定相続人の数で計算すると、3000万円+600万円×3人で4800万円が基礎控除となります。

また、生命保険料や死亡保険金があった場合、それぞれ500万円×3人、1500万円ずつは非課税となり、その範囲内であれば相続税はかかりません。
つまり、相談者さんのケースでは、最大で4800万円(基礎控除)+1500(生命保険料)+1500(死亡保険金)で、7800万円が「相続税のかからない範囲」となります。

相続税の計算は、いったん相続財産を合算して特例などを適用したのち相続税の計算、そして相続税を分けて控除の適用、そして個々の負担する相続税が判明といったように何段階かのステップを踏みます。なので、相談者さんの負担する相続税がいくらになるか、というのは現状では計算できませんが、相続税のかからない範囲額は、ひとつの目安になるのではないでしょうか。

賢人のまとめ

相続税とは、相続が一定額を超える場合に、申告・納税が必要になるもの。一定額、つまり税金のかからない範囲は、「基礎控除額」と「生命保険料・死亡退職金の非課税限度額」で決まります。基礎控除額は、3000万円+600万円×法定相続人できまり、生命保険料・死亡退職金の非課税限度額は、それぞれ500万円×法定相続人で決まります。

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