波風を立てずにつかず離れずの関係を築こう
たとえば古い社風の会社でも、お花見や運動会、家族会という名の親睦会、社員旅行などを主催するところはまだまだあります。それは、社員同士のコミュニケーションやチームワークを高めるための施策のひとつです。サークルノリのイベントが盛りだくさんでしんどいとのことですが、内容は違えど、あるところにはあるものです。楽しくはないけれど、仕事の一環として参加している、参加しないで悪口を言われているのではないかともやもやするよりは、とりあえず参加したほうが気分的にラクという人も少なくありません。
一方、絶対に参加したくないと思えば、ムリに参加する必要はないのです。なぜなら“義務”ではないからです。とはいえ、「そんなものに参加なんかしたくありませんッ」などと言う必要はありません。波風を立てて、いいことなどひとつもありませんからね。祖父母の誕生日を郷里で祝う、資格を取得する学校が休めないなど、その時々なにかしら理由をつけて「今回は残念ですが……」と欠席をすればいいのです。前向きな欠席理由に文句をつける人がいるなら、そちらのほうが問題です。
もしかしたら、今後、すごく参加したくなる魅力的なイベントもあるかもしれませんよ。もしかしたら、早く会社になじまなければいけない、みんなとノリを合わせて仲良くしなければいけないというプレッシャーに追い詰められてしまっているように感じられます。何度も言うように、会社はお友達をつくりに行くところではありませんし、お友達ができなくてもいいんです。業務をスムーズに進めるためのコミュニケーションが構築できれば十分だと心得て、つかず離れずのいい関係を築いていってみてください。

イヤなところばかりをほじくっていると、ますます会社が嫌いになってしまいます。