仕事&マネー 【ビジネス女子マナーQ&A】先輩への愚痴を同僚が本人に暴露…亀裂の入ってしまった会社の人間関係を修復するには?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は吉田美紀さん(仮名・IT関連会社勤務・35歳)からの質問です。

「前回の異動で昇進しました。そのタイミングだったので妬みからだと思うのですが、同期で親しくしていた女性が、共通の仕事の先輩(女性です)に、私がその先輩の悪口を言っていたと告げ口されててしまいました。確かに、親しさも相まって先輩に対する愚痴を言ってしまったのは事実です。しかし、その先輩には可愛がってもらっていたし、実際問題、私はとても好きなのです。

この事実は、別の人から聞きました。その先輩は私のことをすごく怒っていて、信用ならない女だと吐き捨ていていたそうです。その同僚に対してはもうどうでもいいんですが、先輩とはこれまで通り付き合っていきたいし、関係を修復できればと思っています。私はどのようにしたらいいでしょうか」

気心の知れた同士、愚痴を言い合って憂さを晴らすというのはよくあることです。しかし、相手に裏切られて、本人に伝わってしまった……。これもよくあるケースと言えましょう。自分に少なからず非があり、職場の大切な人間関係に亀裂が入ってしまった場合、その後、どう対処したらいいのでしょうか。鈴木真理子さんに伺ってみましょう。

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人に話したら、いつかは本人に伝わると思うべし

告げ口した人は同期で親しい友人でもあるとのこと。なので、あなたが心を許してしまい、つい本音である先輩の愚痴を話してしまったところ、それを当事者に告げ口されてしまった……。ショックな出来事を経験されましたね。

残念ですが、今後は自分が言った悪口は、いつかは本人の耳に入るものだと心することです。そして、最悪伝わってもいいということ以外は口にしないことです。LINEやメールなど、文書であればなおさら、証拠に残るものだということを意識して十分に留意なさってください。

とくに同期は、もっとも信頼できる仲間であると同時にライバルという関係です。部活や勉強、あるいは恋愛など、学生時代に何かを競い合った友達でもそうでしょうが、どんなに性根がいい人であっても、タイミングやシチュエーションで、嫉妬や保身からの裏切りが絶対にないとは言いきれません。チームで仕事をして友情関係が芽生えることもあるでしょうし、話が合って一緒にいて楽しいという関係の同期もいるでしょう。しかし、もともとは、たまたま同じ年に同じ会社に入っただけ。仕事においては揺らぎない絶対的な信頼関係があるかもしれませんが、人間性というのは移ろいやすいものなのです。

どの企業でも言えることですが、たとえ入社時期が同じでも、社歴が重なるにつれ役職やお給料で差はついていきます。あなたが昇進したのは努力や実力に加えて、配属部署や担当業務があなたに合っていたとか上司が後押ししてくれたとか、いろんなことがタイミングよく重なったからかもしれません。

昇進や結婚で勝ち負けの感情はもたないようにしたいものですが、あなたがその昇進に満足しているかどうかは別として、同期としては悔しいでしょう。あるいは、あなたがそれに対して不満めいたことを言ったとしたら、なおさらカチンときて、その腹いせが告げ口という形で現れたのかもしれません。相談者さんは、その同僚に対してはもうどうでもいいとおっしゃっていますが、その通り。喧嘩をするのも大人気ないですし、今後はビジネスライクに付き合いましょう。

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