仕事&マネー 今まで営業の現場の仕事だったのですが、本社の企画室に配属になり3か月。周りは全員10歳以上の年上の社員と重役に。最初は食事など同席する機会を作っていただいたのですが、私がいるとだんだん空気が冷たくなるように。その理由がイマイチわからないのです。ひなこさん 30歳・食品メーカー勤務

今ではあたりさわりのない最低限の世間話と、業務上の必要な会話しかしなくなりました。特にミスなどをしたわけではありません。 人事部にいる同期がこっそり教えてくれたのですが、“あの子と話しているとイラッとする”と皆が言っているそうです。思い当たるフシがないのですが……。

Aもしかして、人をイラッとさせる口癖を連発しているかも……気をつけてみて!

「私は悪気がないけれど、相手がイラッとしている……」と感じたことがある人も多いでしょう。私はセミナーなどで多くの人にお会いして、相手に“もやっと”した感情を与えてしまう人には、ある共通点があります。

 それは、“不用意な口癖”を無意識に発していること。クセというのは自分ではなかなか気がつきにくいものですが、意識することによって改善できます。もしかしてひなこさんは、下記のような口癖を発していませんか? 同年代の人は許容できても、目上の人の神経を逆なでする場合も……。まずは、自分で不用意な口癖をしていないかどうか、チェックしてみてください。

 ●NG口癖その1……「了解です! 」

 これは多くの人が発していますが、快いと思っている人が少ない代表的な口癖。なぜなら目上の人に対して失礼とする説があるからです。これから「了解です!」と言いたいときは同等の相手に対して使ってくださいね。

 「わかりました」もNG! 目上の人には、感じのよい「かしこまりました」が適切です。

 または、「承る」は謙譲語なので、「承ります」「承知しました」にすれば、相手が誰であろうと心配ありません。

 これらの「かしこまりました」「承ります」「承知しました」は、オールマイティに使えますので、「了解しました」の代わりに口癖化しておくといいですよ。

 

  ●NG口癖その2「ホントですか!?」

 驚きを伝えたり、相手に対する驚嘆の念を伝えるために、多用しやすい「ホントですか!?」は、目上の人をイラッとさせている可能性が。というのも、“自分の発言を疑われている”とも受け取れるから。「驚きました!」「勉強になります!」などの言い替えを。

  思い起こせば80年代のアイドル全盛期。あるタレントさんの「うそぉ~!?」が可愛らしいと思われたようで、みんな真似をしました。「ホントですか!?」もその名残かもしれません。

いずれにせよ相手から「いえ事実です」「本当のことです」とクールな表情で言われる可能性をはらんだ言葉です。

 ちなみに上司や目上の人を褒めるのも原則NGです。でも、ときには言いたくなることだってあるでしょう。そのときは言葉を選ぶようにします。

 ×部長は話が上手いですね。

○部長の話し方をお手本にします。

→「上手い」は評価(上から目線)なので、「手本」に言い換えてください。

 

×課長のアドバイスは的確なので参考にします。

○課長のアドバイスは勉強になります。

 →「的確」も評価(上から目線)の言葉。「参考」は「一部だけ取り入れたい」と誤解されかねないので、「勉強」にするのが無難。

 

相手を立て、自分はへりくだる。このポジショニングを意識してくださいね。

 

 

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