仕事&マネー インフルエンザにかかったら…仕事を自宅に持ち帰ったほうがいい?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は田村幸恵さん(仮名・メーカー勤務・30歳)からの質問です。

「インフルエンザにかかってしまった場合、自宅に業務をもって帰り作業をしたほうが会社に迷惑がかからない気がするんです。働き方改革で仕事の持ち帰りは禁止されているのですが、現場はそんなことがいっていられない状況で。休んでいるときも、みんながイライラしているのかもと思うと気が気じゃないし。でも会社の規約もあるし、上司に言ったらダメと言われそうなんですが、こっそりやってもいいのでしょうか?」

新型肺炎の感染拡大がニュースになっている昨今、人々の心の中に感染症への恐怖が広がっていて、体調不良の雰囲気を出すだけで嫌悪感をあからさまに出されることもあります。寒暖差が激しいなか、緊張感をもって体調管理をしながら働いている会社員にとって、風邪やインフルエンザも「絶対にかかりたくないし感染されたくない」というのは当然のこと。その一方で、休まれても迷惑がかかる……と思うと、みんながピリピリしてしまいます。出社は難しいけれど、家なら作業ができる場合、病欠や欠勤・有給休暇をあてて休み、作業したほうがいいのでしょうか。鈴木真理子さんに聞いてみましょう。

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まずは病気を治すこと

元気じゃなかったら仕事ができない、という気持ちだけでなく、病気なんかしたら会社のみんなに迷惑がかかってしまう……そういう思いで体調管理に気をつけている方も多いと思います。仕事はチームプレー。誰かひとりが欠けてしまったら、ほかの人の負担が増えてしまうという現状はありますよね。みんなのために、と心がけることは素晴らしいことです。しかし、どんなに気を付けていても人間ですから、病気になるときには病気になってしまいます。自分を責めるのはやめましょう。まずは病気を治すことに専念してください。熱でフラフラしながら仕事をしていても効率はあがりませんし、仕事なんてしていたら、病気は治りません。病気を治して元気になるということも仕事のうち、と考えてゆっくり休んでください。

仕事の持ち帰りは自己判断で

会社員の場合、業務は就業時間内に行なうのが決まりです。欠勤・有給休暇を取得しているときは「休業」ですから、名目上は仕事をしてはいけません。会社は休業時の業務に対しての対価が支払えませんし、逆に、社員が会社に請求することもできません。そういう状況で、会社が自宅作業を認めるわけにはいかないのです。

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