仕事&マネー 地球滅亡説を真顔で唱える上司が面倒くさい…。どう対応したらいい?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は竹沢まりさん(仮名・メーカー会社勤務・27歳)からの質問です。

「部署の上司が仕事中にスピリチュアルなことばかり言い始めて、困っています。コロナから始まって、最近地震も多いし、大雨での被害も大きいし……というのは事実としてわかるし、できることはすべきだと思うのですが、いちいち地球が怒ってるとか、自然の声に耳をすますべきとか……。

個人的に、趣味でヨガや瞑想をしていることには文句はないのですが、ついに大地の共鳴が大切だとか言い出して、仕事前に部内みんなでヨガと瞑想をやろうなどと言い出して。そのために早く出社しなければいけないのもイヤだし、なんだか新興宗教の教祖みたいで気味が悪いです。

仕事自体は好きだし、その上司を理由に辞めたくはありません。その人が嫌いだから好きな場所から逃げるなんて悔しいし、自分の人生をそんな人に壊されたくないという気持ちのほうが大きいです。でも、我慢するのも悔しくて……。どうしたらいいのでしょう」

自然の驚異を目の当たりにすると人は不安になり、それに付け込む人というのも出てきます。自粛警察、コロナ差別、コロハラにしても、それが正義という流れもあり、人の心も荒れていて、もはや「普通」でいることのほうが難しい状況です。それを職場に持ち込まれると、つらいですよね。しかも上司だと、さらに話がこじれます。どう対応したらいいのでしょうか。鈴木真理子さんに教えていただきましょう。

まずは相手の気持ちを受け流すこと

このご時世、質問者さんの上司のような人は、会社にも、そして会社以外にもたくさんいることでしょう。特に、SNSの世界では、意見が自由に発信できますから、そういった意見も飛び交っていますよね。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大、地震、大雨……誰も予言できず、神のみぞが知るような災害が次々起こり、世の中の人が不安を抱えるなか、「こうなることはわかっていた」と一段上から専門家気取りで物申したり、スピリチュアルめいたことを言い出す人もいます。

しかし、これといった根拠もなく、「地球が壊れている」などと言われても信ぴょう性には欠けますし、たとえば温暖化についても、寒冷化を唱えている人もいますよね。コロナにしても、初期には胃酸で死滅するから水を飲めばいいだの、ひとり感染者が出たら、100人規模で広がるなどといったウワサも広がりました。

緊急事態宣言で自粛が長引き、それだけでもストレスでしたよね。しかも、今は不安と世間の白い目を感じながら仕事をしている。そこに妙なことを言う上司がいたら、もうたまらない、というのは本当にわかります。自分としては、間違った情報に惑わされず、慎重に、普通にやっていこうと思っているのに、心を乱す人がそばにいるのは、とても苦しいですよね。それでも、逃げずに対応しようと思っている相談者さんは立派だと思いますよ。

では、その上司が間違っているかと言えば、必ずしもそうではないのです。なぜなら、 人は十人十色だからです。ものごとをどうとらえ、どう行動するかについて、他人がどうこう言う立場にはないということです。もちろん、仕事ではそうはいきません。しかし、社会の捉え方については、いろんな考えがあってもいいですよね。相談者さんも、「 個人的に、趣味でヨガや瞑想をしていることには文句はない」とおっしゃっていますが、まさにその通り。「そういう考えの人もいるんだな」と軽く受け流す気持ちでいましょう。

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