仕事&マネー 感染者は増えてるのに出勤しなくちゃいけない…、テレワークに戻してもらうにはどうすればいい?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は竹沢まりさん(仮名・出版関連会社勤務・27歳)からの質問です。

「コロナの感染者が増えている状況なのに、自粛要請されない現状が恐怖でしかありません。実際、出社しなくてもテレワークで十分業務ができていたのに、緊急事態宣言が解除されたからという理由だけで出勤が再開になりました。この人もあの人も実はコロナかもしれないと思って、ビクビク出勤している状況もストレスです。せめて週に何日かはテレワークにしてもらいたい。会社に交渉してもいいものなのでしょうか。その場合、どのように言えばいいですか?」

一難去ってまた一難。自粛要請期間中は外出がまったくできないストレスがありましたが、解除後は解除後で、新たな精神的なダメージが加わりました。鳴り物入りで始まるはずだったGo Toキャンペーンも、もはや五里霧中。好きな行動が制限されるだけで、おもしろくもないことばっかり強要されるというのも、なんだかもやもやしますよね。

確かに、最初はとまどったテレワークや在宅勤務も、コツをつかんだあとは、うまくまわせた、むしろ快適だったという人も多いです。ただしこれは、国からの要請に会社が従ったまでのこと。つまりはトップダウンです。社員からの希望で叶うものなのでしょうか。会社を説得する方法はある?鈴木真理子さんに教えていただきましょう。

会社が決めること

テレビのニュースやネットでは、その日の感染者数が毎日報告され、収まるどころか増えているという状況が報じられています。また、ここ数日は、夜の街だけでなく日中の活動での感染や老若男女問わずの感染などが注目されていて、できれば家から出たくない、という思いの人も多いでしょう。出社したくないだけで、仕事はちゃんとしますから、という気持ちにもなってしまいますよね。

ご質問の回答の結論ですが、「在宅勤務する・しない」や「週〇日在宅勤務する」という働き方を決めるのは会社であり、一社員の希望で選べるわけではありません。それに、ひとり一人が違う希望を出せば収集がつかなくなり、組織の足並みがそろいませんよね。ですから、会社の方針に従うのが原則です。

ただ、本当に今は非常事態で、冷静に見える人、たとえば上司であっても心中穏やかではないものです。みんなそれぞれ、今後についての仕事やプライベートの不安を抱えながら、それでも平常心を保とうと思っていると考えてみてください。つまり、みんなそれぞれ、言ってみれば“自分のことで手一杯”な状況です。

連日のニュースを見てもわかるように、全員出社か在宅勤務を続けるのかは各社で対応が分かれています。模索しているのが現状で、上層部からあなたの上司が意見を求められるおともあり得ます。上司からあなたにヒアリングされたなら、意見をしてもちろん構いません。

ただ、そういったときに自己主張をしすぎてしまうと、思いが通るどころか、煙たがられたり不快感しか与えないということにもなりかねません。 コロナが怖いとのこと、確かにそうですよね。でも、そういう考えをワガママ、仕事に対するプロ意識がないなどと言う昭和の世代もまだまだいるものです。上司にマイナスイメージをもたれるのは、デメリットと考えられます 。

できれば、自分から提案するのではなく、上司から聞かれたら、タイミングの折を計って「できれば1週間に数日でも在宅勤務にしていただけたら、安心して働けます」といった謙虚な言葉で伝えるのがよいでしょう。

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