仕事&マネー 対面ミーティングでは、マスクは装着したまま?外したほうがいい場合はありますか?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は野口まいさん(仮名・メーカー勤務・33歳)からの質問です。

「 少人数ですが対面会議があったり、取引先に出向いたりすることがあります。初回の顔合わせや名刺交換など、ビジネスシーンでマスクを外したほうがよいタイミングはあるんでしょうか」

ちょっと前までは、医療用マスクをしている人の多さに異様さを感じていたものですが、今ではマスクをつけていない人が視界に入るとギョッとしてしまうという状況。とはいえ、マスクをつけているとほぼ顔が隠れて表情はまるで見えないし、そもそもお客様と会うときには帽子やマフラー、コートなど、“外出用アイテム”は外すのがビジネスマナー。では、マスクは?鈴木真理子さんに聞いてみましょう。

無防備でいるほうが相手を不安にさせる

“マスク”というアイテムそのもので考えれば、通常時のビジネスマナーでは、相手に表情が見えないので失礼にあたる、とされることもありました。しかし、この状況下では、無防備でいると相手を不安にさせてしまいます。初めてお会いする場合はなおさら、マスクはしたままがよいでしょう。そのあと、何らかの必要性に迫られてマスクを外すことがあるかもしれませんが、まずは、相手に「マスクをしている状態」を見てもらったほうが安心感を与え、それが好印象をもたらします。名刺交換などの際には、「マスクをしたままで失礼いたします」と最初に挨拶をするとなおよいでしょう。

上司が「マスク外す派」だった場合は

上司や先輩の付き添いや立ち合いで自分はしゃべらないから外していい、ということにはなりません。見た目は身だしなみですが、今は安全上の理由からマスクは外さないほうがいいものという位置づけです。

しかし、「上司からお客様とご挨拶する際にはマスクを外しなさいと言われた」という人が今だにいるようです。その場に上司のかたが同席していないなら、つけたままでよいと思いますよ。今、マスクを外さないことをビジネスマナー違反と考える人のほうが圧倒的少数派でしょう。ただし、その上司のかたと一緒にいた場合、頑なにマスクをつけていれば、生意気に見えてしまうかもしれません。そんなことで上司の気分を損ね、取引先との打ち合わせなどがうまくいかなかったらつまらないですよね。

そういうときには、いったん外し、前回お話したとおり、二つ折りにして、耳にかける部分を手首にかけておくとよいでしょう。そしてビジネスマナーとしては相手に合わせることが基本なので、取引先がマスクをしていなければそのまま、している状態であれば、上司の後ろに下がり、名刺交換のタイミングでそっとつけるとよいでしょう。そして、 「マスクをしたままで失礼いたします」と前置きするとよいでしょう。「こちらこそ」「こういう時期ですからね」「マスクをつけていないと周囲がピリピリしている状況がいつまで続くんですかね」などといった雑談が生まれれば、上司も気づいて、自然とさりげなくつけてくれると思いますよ。

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