仕事&マネー 同僚に対する上司の態度がモラハラすぎる!スマホで撮影した現場動画は証拠になりますか?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は寺口成子さん(仮名・広告会社勤務・34歳)からの質問です。

モラハラ上司のせいで仕事に集中できない…

「直属の上司は40代の男性なんですが、すごいイヤミぽくて、ネチネチとした言い方とか、とても意地悪な言い方をするんです。

私は逆に気に入られている感じで、“これだけ手塩にかけてやってるのに一度も飲みに誘ってくれないよね”とか言われり、急にうしろから肩揉まれたりして気持ち悪いだけなので我慢できるんですが、ほかの人をいじっている(?)姿がたまらなく不快で。精神的に病んでしまいそうになって、仕事に集中できません。私の目の前から存在を消して欲しい……。実はその発言の数々をスマホでこっそり動画撮影したものがあるんですが、これはモラハラの証拠になりますか?」

相談内容のポイントは、本人ではなく、他人にされているモラハラであるということ、そして、撮影した動画が盗み撮りであるということ。刑事ドラマなどでは、「不当に入手した物証は使えない」などされていますよね。盗撮したということで、相談者さんも不安があるようです。こういった場合、どうすればいいのか。ビジネスコミュニケーションに詳しい鈴木真理子さんに伺ってみましょう。

盗撮でもスマホ動画は証拠になるけれど……

お辛い立場ですね。率直に言って、証拠になるかどうかという点で言うと、それが盗撮であるかどうか、ということは関係なく証拠になるでしょう。とはいえ、「モラハラの証拠」ではなく「第三者が事実確認をする際の証拠」というのが正解です。

モラハラは、パワハラ以上に定義が難しいものです。何より、本人が気づけていないというケースも少なくありません。

パワハラ、セクハラについては、厚生労働省のサイトに6つ定義がされています。その中で

2)精神的な攻撃
  脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言
3)人間関係からの切り離し
  隔離・仲間外し・無視
6)個の侵害
  私的なことに過度に立ち入ること

という3つがあります。相談者さんが同僚に対するモラハラと感じていることは、このあたりではないでしょうか。であれば、パワハラに含まれると考えられます。

ただし、パワハラは基本的に受けた側がパワハラかどうか、というところが争点となります。相談者さんが、上司に対して、ひどい人だと感じていても、その同僚の方が、とくに何も感じていないという場合、相談者さんはただのトラブルメーカーになってしまいかねません。まずは、ご本人にパワハラと感じているのかどうかを確認したほうがよいと思います。手を差し伸べてあげるのはそれからでも遅くないと思います。

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