仕事&マネー 東京住まいで、地方での人の目がコワい…出張先でどう答えたらいい?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は野口あつ子さん(仮名・イベント関連会社勤務・27歳)からの質問です。

出張先での人の目がコワくてつらい

「都内に勤務しています。イベントの什器などを設営する仕事なのですが、都内の仕事が激減し、地方の企業への営業などを細々とやっています。ただ、最近また東京の新型コロナ感染者が多くなっていることもあり、移動がコワくてしかたがありません。

感染もコワいですが、自分では予防も対策もしているし、働かなければ生きてけないので、とにかく気を付けるしかないのですが、地方出張に出た際に、とにかく“針のむしろ”状態。取引先の相手の方に“東京って大変なんでしょう?”と言われても、気遣ってくれているのかもしれないけど、非難されているようで肩身が狭いです。こういうとき、なんと答えればいいのでしょうか」

感染者が拡大しているとニュースになっている地域では旅行を含めた往来の自粛要請もでたりして、「普通に仕事をしたいだけ」という人たちにも大きな影響を及ぼしています。コロナ禍の移動に対する考え方はさまざまで、自分の想像を大きく超えて“禁止してほしい”という人がいることも、ニュースなどで認識済み。それだけに、仕事相手がどのように思っているのか、探り探りの毎日にストレスを感じるケースも増えています。

相談者さんのように、仕事で移動していて、かつ、仕事上のコミュニケーションをとらなければいけない場合、何が正解なのでしょうか。ビジネスコミュニケーションに詳しい鈴木真理子さんに伺ってみましょう。

仕事のミッションを完遂しよう

再び「できるだけ外出は自粛を」という流れになっているなかで、相談者さんのように「出勤していていいのか」「人に悪く思われていないだろうか」と不安になってしまう人は少なくないでしょう。確かに、今、「外出をしている人」「外出をとことん控えている人」の差は大きくなっているかもしれません。私も実際に、地方でタクシーに乗ったら 「ウチの県は感染者0だったのに、東京に出張して夜の街に行った〇〇に勤める人が感染してから、県内で広がった」 「ここの〇〇医院で院内感染があった」 などといったウワサ話を聞かされたことがありました。

運転手さんとしては、たわいない雑談だったかもしれません。ただ、こちら側が「この時期に移動している自分をどう思われているのだろう」という気持ちでいると、やはり、いたたまれない気持ちになってしまうものですよね。

日本中で差別的なことが起こっていることは、残念ながら事実です。ただ、今は、非常事態宣言下、外出の自粛で経済が止まったあの時期とは違います。「ウィズコロナ」として、ひとりひとりが「注意して行動する」ことが求められているのです。相談者さんは、何も間違ったことはしていないのです。

「東京は大変なんでしょう?」と言った取引先の人の本心はわかりません。相談者さんもおっしゃってる通り、単なる雑談のつもりだったのを、重くとらえすぎただけということも考えられますよね。でも、もし、もし、本当に冷ややかな目を向けられていたのだとしても、堂々としているべきですし、出張のミッションは完遂させましょう。

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