仕事&マネー コロナ禍のせいで給料激減、ボーナスもカット。退職届を出したら慰留されたけれど……どうしたらいい?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー。今週は宮間啓子さん(仮名・アパレル会社勤務・34歳)からの質問です。

「新卒で入社した会社ですが、本社勤務から販売の部署に異動になり、以降、昇級もまったくありません。さらに、コロナ禍で業績不振となり、早番・遅番の手当てや残業代もなくなってしまい、ボーナスもカットになりました。それでも出勤すれば、暇ということもなく、コロナ前と同じように仕事はバタバタで……。

本当にもうやってられないと思い、部長に退職届を出しました。そうしたら、“新しい人が入るまで続けてほしい ” と言われてしまって。正直、私が辞めたあとのことは、私にはそこまで関係ないと思ってしまいました。

でも、同僚にも、“辞めるのはいいけど、せめて新しい仕事が決まってからにすればいいのに ” と言われ……。 自分としては、失業保険をもらいながら職探しすればいいかなと思っていたんですが、 心が揺れ始めました。 退職するかどうかというのは、何を基準に考えたらいいのでしょうか 」

コロナ禍で働き方が変わり、これまで忙しく毎日を過ごしていた人も、自分の人生に向き合い今後を考えるようになった、という人が増えています。とはいえ、退職・転職には勇気もいります。今の仕事を続けるべきなのかどうか……。後悔しないためには、どうやって判断すればいいのでしょうか。鈴木真理子さんに聞いてみましょう。

一時的な感情での即決はリスキー

退職するかどうか、最終的には、相談者さん自身が決めることです。ただ、 退職や転職は、職務経歴書に記載する内容です。面談の際にも、理由を聞かれることもあります。そのときに、ウソをつくことなく、理解・納得してもらえるほうが、相談者さん自身のためにもなると思うのです。

そして、今回の相談者さんの退職したい理由は「お給料が少ないのに忙しくてやっていられない」ということですよね。仕事内容や給与面に不満を感じる場合、今よりもっと好条件の会社に転職したい、できたらいいな、という気持ちは誰しもあると思います。ですから、そういった理想の会社に採用されたら、とてもよいですよね。

でも、誰もがそんな会社を希望しているわけですから、そのぶん、競争率は高い、ということになりますよね。同僚の方に、「新しい仕事が見つかってからにしたら?」と言われたそうですが、リスクを回避するのに適していると思います。 「イヤな会社は辞めて、失業保険をもらい、好条件の会社に転職できる」と安直に考えて就活がうまくいかなかったら、生活費が稼げなくなってしまいます。 一時的な感情で即決してしまうのは、後悔の引金になりかねません。

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