仕事&マネー リモートワークが続くなら引越したいけど、全額支給の交通費が高くなってしまう。会社は許してくれる?

思い込みで行動するのはハイリスク

ただひとつ気になるのは、相談者さんが、「緊急事態宣言が解除されても、毎日出勤することはないだろう」とおっしゃっているところ。これはご自身の憶測でしかなく、相談者さんがお勤めの会社が今後どうするかはまだわからないですよね。

実際、「緊急事態宣言中以外は、リモートワークは行わない」という企業もあります。それは、製造業など、リモートワークができる業種ではない、という場合はもちろん、販売や営業など、リモートワークができる部署が少ないためそこに準じて、という場合もあるのです。

逆に、都心にある本社を地方に移転した企業もありますね。その場合は、従業員は必然的に住まいを変えることを求められます。相談者さんの会社が移転する可能性もゼロではないでしょう。そうなると、せっかく引っ越しても、残念な気持ちになってしまうのではないでしょうか。

もちろん、今後もリモートワークを継続させることが確定しているのであれば転居もありだと思いますが、コロナ禍前の、通常の通勤に戻ってしまうとなれば、交通費だけでなく、通勤時間も増えてしまいます。緑の多い郊外に住めば、朝夜のラッシュでクタクタに……ということもありえます。 そういった状況を回避するためにも、まずは上司に相談、は有効だと思います。

また、転居するには契約、支払い、引越しなどコストと手間を要します。今の会社で仕事を続ける以上、ご自身に無理のないよう、長いスパンで諸条件を勘案して判断するのが賢明だと思います。

リモートワークだと都心の家では広さも緑も足りないけど…

賢人のまとめ

まずは、今の気持ちを上司に話し、相談してみてはいかがでしょうか。「たぶん~だろう」という思い込みで進めてしまうと、後悔することになる可能性もあります。自粛自粛で気持ちも穏やかではいられませんが、だからこそ、引っ越しするメリット、デメリットを整理するとともに、正しい情報を手に入れてから行動に移してみてください。

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賢人プロフィール

女子マナーの賢人鈴木真理子

三井海上(現・三井住友海上)退職後、“伝える”“話す”“書く”能力を磨き、ビジネスコミュニケーションのインストラクターとして独立。セミナー、企業研修などで3万人以上に指導を行う。著書は『ズルいほど幸せな女になる40のワザ』(宝島社)のほか、近著『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)、『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』は7万部を超えるヒットとなる。 

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