仕事&マネー パソコン操作に疎い上司にイライラ……。プライドを傷つけずに覚えてもらう方法は?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー。今週は武田美彩さん(仮名・建築関連会社勤務・32歳)からの質問です。

「上司や先輩にあたるベテラン社員が、パソコン操作に疎くてほとほと困っています。コロナ禍以前は、書類作成なども“これ、やっておいて ” と自分に振ってくれていたので事なきを得ていたんですが、テレワークだとそうもいかず、オンライン会議でも苦戦しているのがアリアリとわかるんです。

例えば、画面共有しながら話し合うときに、上司やベテラン社員がやたら手間取って、“あれ?どうやってやるんだっけ ” となって、みんな数分間待たされたり……。プライドが高いのは重々承知なので、画面越しに口を出したりすれば、気分を害されるのではと思って黙っているのですが、正直、毎回だとイライラしてしまいます。

リモートワーク体制が解除されても、パソコン操作をご自身でやってもらわないといけない状況は少なからずあると思うので、この機会に覚えていただきたいと思うのですが、どのようにお願いしたらいいのかわかりません」

そもそもパソコンが得意だったり、操作が苦ではなかったり、あるいは覚えるのが早かったり、カンがいい人ほど、「なぜ、こんな簡単なことができないんだろう……」と思ってしまいがちなのかもしれません。でも、相手が上司であったり、ベテラン社員さんであれば、覚えてもらいたいと思っても、自分から何かアクションを起こす、というのははばかられるもの。でも、今のままではつらい……というときにはどうしたらいいのでしょうか。鈴木真理子さんに聞いてみましょう。

「フォローする」という気持ちで接してみて

テレワークになると、当然、コミュニケーションをとる相手は画面越しということになりますから、「ひとりで仕事をする」ということが増えますよね。相談者さんが困っていることは理解できます。

でも、当然のことながら、上司やベテラン社員さんにとっても、イレギュラーな状態ですよね。実際、企業の方々から、部下や後輩に指示を出しにくいし、メールを送ったりビジネス文書を作ったりするのも、自分では時間がかかるし、ビデオ会議の操作も簡単とはいえず、困っているとの声もよく聞きます。

新入社員として入社するとき、上司は神様みたいに万能だと思いませんでしたか? しかし、人間ですから、不得手なこともたくさんあるんです。それに、例えば50代の上司なら、その世代の入社時には、パソコンはコピー機やファックスと同様、共有して使うようなもので、ひとり1台なんてものではなかったのです。

自分の業務に直接有用な人の中には、そういった環境の中でもスキルを磨いた人もいます。でも、今なお苦手な人も大勢います。相談者さんは、デジタルに精通しているようですし、スマホ世代とはざまとなっている30代の方々は、もっともパソコンが得意な世代といえます。「なぜこんな簡単なことができないのか」とイライラする気持ちもわかりますが、ぜひ、大らかな気持ちをもって、フォローしてあげてください。

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